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After Story3 ページ35
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明日で付き合って1年経つけど不意にこういうことしてくるから好きな気持ちもドキドキも増してくばかり。
未だに私の頭に手を置いたままの康二くんを見ると、ん?と首を傾げてきた。
「何急に見つめてきて、どないした?」
「ねえ康二くん」
「はいよ?」
「めっちゃ好き、やで?」
「…はっ!!!」
今度は勢いよくしゃがみこんで声にならない声をあげている。
なかなか立ち上がらないから横を通った自転車の人や親子も不思議そうに康二くんを見つめながら通り過ぎる。
「こ、康二くん、えっと、だ、だいじょう、ぶ?」
「ちょっとA、おかんに連絡せぇ」
「お母さん?なんで?」
「今日康二くんの家泊まってええかって聞いて」
「え」
「明日休みやし1年記念日やし…0時丁度を一緒に迎えたいねんけど」
「え、え?」
「あかん?」
「あかん、く、ないけど」
「んならほら、はよぅおかんに連絡してぇや」
「え、あ、はい」
私はポッケからスマホを取り出してお母さんに電話をかけた。
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2021年10月4日 6時
