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After Story2 ページ34
＿
「そんなことしなくても大丈夫だよ?」
「…だって、取られたないねんもん」
「取られたりしないって」
「そんなん分からへんやん」
「分かるよ?だって私には康二くんだけだし…」
そう伝えると康二くんは歩くのをやめて固まってしまった。
「康二くん…?」
「…や」
「ん?」
「俺、もうダメや。あかん」
「…え?」
「多分今日の夜、幸せ死する」
「なにそれ…分かんないけど、死なないで…?」
「さっきのもっかい言うてくれへん?」
「さっきのって?」
「俺だけ、ってやつ」
「…!」
「ほんまに、俺だけ?」
「康二くんだけだよ」
「俺のことだけ好き?」
「うん」
「…」
「…」
「…」
「うん?」
「…いやそこは好きって言うてくれへんのかいっ!」
「あ、ごめん言う流れだった?」
「ほんまにもう…!かわいいから許す」
頭をくしゃっと撫でられて心臓がキュンッと音を立てた。
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2021年10月4日 6時
