Sweet Sunny! (ページ33)

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After Story1 ページ33

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「いやぁ、楽しかったなー!」

「さすが康二くん」

高校生活最後の文化祭。

康二くんの押しに負けて2人で漫才をした。

もちろんネタは康二くんが書いてくれて、たくさん練習して本番は大成功。

渋々オッケーしたけど、やってみると案外楽しくてノリノリでやってしまった。

我に返ると恥ずかしさが込み上げてきたけどみんながたくさん笑ってくれたから、いっか。

「Aの関西弁、完璧やったで」

「康二くんのスパルタ指導のおかげだね」

「やるからには本格的にいかんとな!」

帰り道、手を繋いで文化祭を振り返る。

「最後の文化祭、いい思い出できたなぁ」

「うん、そうだね」

「まあ昨年の文化祭も…いい思い出やけど」

「…恥ずかしいから、やめて」

「なんでよ!俺嬉しかったんやで?人前に立つのが苦手なAがあんな風に告白してくれて」

「もっと普通に告白すればよかった…」

「いーや、あかん。みんなの前で言うてたらAは俺のもんやって見せつけれるやろ?」

「見せつける必要ある…?」

「あるよ!気づいてへんの?Aのこと可愛いって言うてる男子たくさんおるんやで?」

「ええ…知らない…」

「Aが声掛けられんように必死やねんで?」

「そうだったの?」

そういえば最近学校で私がどこに行くにもついてくる。

さすがにトイレについてくるって言われた時はやめてって言ったけど…。