=天まで・5= ページ5
「ふぅ・・・」
もう一度、息を吐いた、次の瞬間___
電車が少しガタンッと揺れた。
その拍子に、僕は持っていた本を・・
音は聞こえないけど、きっとこーゆう音
バサリッ__っと落とした。
「__あっ。。」
大切な気に入っている文庫本。
早く拾わなくちゃ__そう思った僕よりも早く
僕の横に居たらしき、ニットベストの男子高生が
パッと拾上げ、僕に差し出した。。
ハッとして、僕は顔を上げる。
僕より少し背の高いその人は・・
オレンジ色のヘッドフォンをずらし首に掛け
僕に、パクパクっと話し掛ける。
__なんだろぅ・・。
あ。。お礼っ..お礼言わなくちゃっ。
少し怖かったけれど、
ピンクのヘッドフォンを取り首に掛け
「ぁの。。ありがとぅ..ござぃます。」
そう言って、本を受け取った。
ニッコリ笑ったその人は
「い〜え。本、平気かな、汚れてない?」
「ぁ、はぃ。。へぃき..です。」
「そっか、良かったっ。__あのさ・・
その〜。。その君のピンクのヘッドフォンっ。」
「は、はぁ・・。」
「それ、可愛いよね。俺のとメーカー同じでしょ?
前から気になってたんだよ〜。ほら、俺のはさ
オレンジで__あ、そーだ、俺ね___」
その人の声が、段々と遠ざかり
視界が暗く、視野が狭くなっていった。
僕は、その人の声を聞きながら
その人に向かって___倒れ込んだ。
・・あー・・同じ学校のひと?
・・そう思いながら___________
________
「・・・ん。・・」
ふと意識を取り戻すと__
少し遠くから涼介先生のハミングが聞こえた。
あ。。学校だ__。
そう思って、パッと目を開けた僕・・。
「あぁ・・保健室の..ベッド・・」
僕の声が聞こえたのか、カーテンがシャッと開き
涼介先生が心配げな笑顔で
「あ〜起きた?・・どう、大丈夫?
今ね、2時限目だよ。」
「2じげん・め・・。」
「侑李君、平気?
__電車の中で倒れたって聞いて・・」
「あ。・・ぅん、だぃじょーぶ。」
「熱は無かったよ、吐き気は?」
「ん〜ん、なぃ。」
「そう、良かった。」
「ぅんと、へーき。今は気分悪くないみたぃ。」
「そっか。_もう起きれる?」
「うん。起きる__ぁ。そぅ、そうだ__
電車で・・あの人に__」
「あの人?・・もしかして有岡君の事かな。」
「ぁりぉか・・くん。」
「うん、そうだよ。有岡君がね__」
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あひる☆(プロフ) - 真聖さん» 真聖しゃま☆んふふー。きゅんきゅん、通り越しちゃってぽかぽか。してくれた♪うれしいなぁ〜。幸せになってくれてよかった!!ぃえぃ、ぃえい♪(*^。^*) (2019年3月31日 14時) (レス) id: 9476071abd (このIDを非表示/違反報告)
真聖(プロフ) - あひるさーん、きゅんきゅん越えて心がポカポカしちゃいました(^ω^)いつものメンバーも幸せで〜一緒に幸せになっちゃいました(〃艸〃) (2019年3月30日 19時) (レス) id: bf9071d215 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - りみさん» てへへー。りみしゃん心配してくれたー。うれしぃー。(T0T)ぉーん。ニマニマしてくれてありがとっ。こちらこそ、こそ。ありがとぅだよぉぉ〜〜!! (2019年3月26日 19時) (レス) id: a4b665bdfc (このIDを非表示/違反報告)
りみ(プロフ) - 終わっちゃったぁ(T_T) お指痛いのに、一気に更新してくれてありがとうございます。最後、まさかの展開似合うニマニマしてしまった(笑) 大ちゃんと侑李ちゃんにたくさん癒されました!ありがとうございました!!! (2019年3月25日 22時) (レス) id: 8dd49b38a8 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - りみさん» あ!りみしゃーん!可愛いありがと〜♪あ。。いらぃらしてたのね、、癒されたって言ってくれて嬉しい!がんばるー(>0<) (2019年3月22日 19時) (レス) id: a4b665bdfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あひる☆ | 作成日時:2019年2月24日 18時