太陽と天道虫とひまわりと...(arxcn)

＝いっしょに・６＝ ページ37

「圭人と、ごったいめぇ〜ん!!」


カチャリ。っと開けられたドア＿＿

広くてステキなリビングとダイニング・・

キッチンには、テキパキっと動くひとかげー。。



そのテキパキさんが、こっちに気付いて

僕たちに近付き、ニッコリ微笑んで

穏やかな声でいうー。

「あっ！＿＿ふふ、おかえり兄さん。」


「お〜ただいまっだぜー。」


「ね、兄さん。その子が侑李ちゃんでしょ？
　兄さんの後ろで＿＿モジモジしてる。ふふ」


「おう！そ〜だぜっ。侑李ちゃんは今まさに
　人見知り発動中だぜ！」


「あ。そっか、そうなんだー。
　＿＿こんにちは、侑李ちゃん。
　俺、圭人っていいます。よろしくね。」



僕は大ちゃんの後ろっから、ひょっこり。して

「んと、はぃ・・よろしくですー。。」

って、もじもじ。



大ちゃんがガハハって笑って

「どーだ！我が、弟よっ＿＿侑李ちゃんの
　第一印象は♪ど〜よ、ど〜よ、マジ可愛いべ！」



「ふふふ、うん。そうだね、可愛いな。
　しかし兄さんはメロメロだなぁ〜。」



穏やかな声。穏やかな笑顔と柔らかい声。

心地よい声だ。



大ちゃんがもじもじー。してる僕に

二カッと笑って

「な、ど〜よ侑李ちゃん。
　圭人を見た、第一印象は！？
　俺の次に〜、優しカッコイーべ！」


「やさし..かっこぃー・・。
　ん。そぅだね。・・んっと。でもー
　そうぞーしてた人と、ちがった。」


「へぇ＿？違った？？＿＿そっか、そ〜か
　え〜っと、じゃあ侑李ちゃん的には〜
　どんな感じの弟だと思ったん？」


「ん。んっとね、大ちゃんに似て〜」


「似て？？」


「ぅん。大ちゃんに似てて
　童顔で、小柄な人・・そぅぞーしてたの。
　でもー...ちがったっ。」


「違った・・。」


「ぅん。ちがぅー
　圭人君は〜、お顔立ちも..何だか
　しゅっ。として〜・・背もたかぃ。」


「ちょっ。。ちょいちょい〜〜侑李ちゃん？？
　もしかして、俺の事・・デスってる？？」


「ん〜ん。わるくちじゃなぃよー。
　んーっと、素直なかんそぅー。」


「ん゛〜〜〜っ。
　それ、素直すぎねっ？！」



クスクス笑ってる、圭人君と慧さんに

大ちゃんは、ぷんぷん。ぷーんっ。

「笑うなっ！そこの２人っ！！」



僕もくすくすー。って笑っちゃうの。

穏やかな柔らかい人たち。

まぁるい心。まぁるぃ空気。

なんだか、ほっとする。


「ふふふふ・・・。
　大ちゃん、おもしろぃね。んふふ。」

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