=天まで・27= ページ27
「声が聞こえたんだ。」
「こぇ?」
「ああ、声。しくしく__悲しそうな声が
カーテンの中から聞こえた。どうしたのかな〜って
俺、見てみたんだ。そしたら、侑李ちゃんが寝てて。
‥苦しそうに泣いてたんだよ、なんか..小さい子が
泣いてるみたいで。」
「むっ。。しつれぃなっ!」
「いやいや、ごめんごめん。だってさ〜、熱が出で
苦しくて泣いてる小さい子に見えちゃったんだ。
ふふ__何か、俺の弟みたいだ〜って思って・・」
「思って・・・?」
「うん。歌、唄ってみたんだ。弟が小さい時にもさ
泣いてる時、唄ってやると..泣き止んだからさ。」
「ぅ.た・・」
「そ〜。そしたらさ、効果テキメンっ!
侑李ちゃんが泣き止んで___」
「ねぇ__大ちゃんっ。。」
「おお、、な、何かな?侑李ちゃん。」
僕は、大ちゃんがぺたん。って
座ってしまうほどの勢いで、聞くの。
「ぁの。。あのね、その歌って_どんな歌?
今、ぅたって?」
「今?」
「うん!」
「ああ__いいよ。えっとね___」
すぅ。っと息を吸った大ちゃんが
優しい声で、まぁるぃ声で
音色を奏でる。
「♪誰にも負けない夢を〜♪」
僕の耳に、柔らかく柔らかく
すんなりと滑り落ちていく___
「♪力一杯 息を吹きこんで〜♪」
歌い終わった大ちゃんは
照れたようにニッコリ笑い
僕の前髪に、ふぅ〜。っと息を吹き込んだ。
「ね、侑李ちゃん。
この歌はね___“BubbleGum”って曲なんだ。
俺と同じ名前の“Daiki”って人が唄ってる歌なんだよ。」
僕は、ぽやん。っと大ちゃんを見つめたまま
「大ちゃん__このぅた。
この歌だよ・・僕が、聞いて__聞きたかった歌。」
「え??聞いてって__覚えて・る??」
「んっ。あのね、僕..あの日、少し熱出ちゃって
寝ていたの。とっても怖い夢・・見ててね
でも、そしたら・・どこからか、歌が聞こえた。
僕、怖くなくなって、明るくて、あたたかくって
笑顔になったの。僕は救われた___」
「救われた_俺の、歌で?」
「うん!__大ちゃんが唄ってたんだ。
そっか、‥ふふ。だから僕は笑顔になれた
・・ね、なれたんだね。」
「ああ。すっごいとびっきりの笑顔だったんだ。
‥だからさ。その〜‥ゴメン。__それでね
さっきのゴメンに、つながるんだけども〜‥」
「え?なぁに??__ごめんに‥つなが.る?
う〜ん..」
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あひる☆(プロフ) - 真聖さん» 真聖しゃま☆んふふー。きゅんきゅん、通り越しちゃってぽかぽか。してくれた♪うれしいなぁ〜。幸せになってくれてよかった!!ぃえぃ、ぃえい♪(*^。^*) (2019年3月31日 14時) (レス) id: 9476071abd (このIDを非表示/違反報告)
真聖(プロフ) - あひるさーん、きゅんきゅん越えて心がポカポカしちゃいました(^ω^)いつものメンバーも幸せで〜一緒に幸せになっちゃいました(〃艸〃) (2019年3月30日 19時) (レス) id: bf9071d215 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - りみさん» てへへー。りみしゃん心配してくれたー。うれしぃー。(T0T)ぉーん。ニマニマしてくれてありがとっ。こちらこそ、こそ。ありがとぅだよぉぉ〜〜!! (2019年3月26日 19時) (レス) id: a4b665bdfc (このIDを非表示/違反報告)
りみ(プロフ) - 終わっちゃったぁ(T_T) お指痛いのに、一気に更新してくれてありがとうございます。最後、まさかの展開似合うニマニマしてしまった(笑) 大ちゃんと侑李ちゃんにたくさん癒されました!ありがとうございました!!! (2019年3月25日 22時) (レス) id: 8dd49b38a8 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - りみさん» あ!りみしゃーん!可愛いありがと〜♪あ。。いらぃらしてたのね、、癒されたって言ってくれて嬉しい!がんばるー(>0<) (2019年3月22日 19時) (レス) id: a4b665bdfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あひる☆ | 作成日時:2019年2月24日 18時