太陽と天道虫とひまわりと...(arxcn)

＝天まで・１５＝ ページ15

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・・それから大ちゃんは、おひまなのか...

保健室に顔を出すようになった。


たま〜に、お昼ごはんにも、登場するの。



涼介先生は『うるさい、うるさいっ。』って言ってるけど

なんだか、２人のやり取りを見てると

とても楽しくて、うきうき。する。



この前なんて、僕が食べようとしてた

光特製のうさぎちゃんオムライス弁当を

大ちゃんが、いたく気に入って感動し

大ちゃんパパが作ったといぅ‥すっごく...

何とぃうか＿＿だぃなみっくなオニギリ２つと

交換してあげたんだー。


『ったくさ〜〜、父ちゃんが寝坊してさぁぁ〜
　でっけー握り飯２個だったからさ、俺〜
　朝からテンション下げ下げでさ〜〜。』


『さげ・・さげ？』


『おお〜〜そうっだよー。
　いや〜マジ嬉しいなぁ〜。俺さ―今
　テンションあっぷるだ〜〜♪♪』


そう言って、嬉しそうにニコニコして

『んっまぃっ。んっまぃっ!!』


って、がつがつー。って食べながら

最後の最後まで...

『ウサギ壊すの可哀相だなぁぁ〜〜。』って

大ちゃん言ってたの。



優しいんだ＿＿＿大ちゃんって。ふふふ・・



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朝、光の作ってくれた朝ごはんを

もぐもぐ。食べる。



今日のお献立は、和食だったよ。

白ごはんと〜、焼き鮭と〜

ホウレン草とお豆腐のお味噌汁と〜

あと、出汁巻き卵♡



僕が、出汁巻き卵を、もぐもぐ。

ほくほくー。って食べてると・・



正面に座った光がニコニコと

「ふふ・・ね、侑李さ〜」


「ん？・・な、に？」


「何かさ〜〜＿＿最近、楽しそうだね。
　なに？何かいい事あったの？」


「ぃぃコト？」



となりの宏太は、僕の顔を覗き込んで

「お〜お〜〜。そうだよな、楽しそうだっ！
　どうした、侑李？＿＿う〜ん・・何か＿
　顔色も良いし、笑顔も増えたよな、なぁ光。」


「ん。そうなんだ〜。
　ホッペもピンクで、血色がよくて
　元気そうで安心したよ、侑李。」


「そ、そぅ？＿＿顔ぃろ‥いぃ？
　笑顔・・ふぇた？..ね、宏太。」


「ああ、顔色良くて、可愛いし
　笑顔、増えたな。明るい感じでさ〜」


「かんじ..で？」


「おお。明るい感じで＿＿
　この前、ニッコリ笑った侑李なんてさ〜
　ひまわりの妖精かと思ったぜっ。」


「ひまゎり‥？」


「お〜よっ♪
　太陽の光りを、さんさんと浴びて咲く＿＿
　あの、ひまわりだよ。侑李。」




　

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