【呪術廻戦】高専肉食系男子多い説を男子が証明しようと思います 2

肉食系×漆拾参 ページ37

緩んだ緊張ゆえ、対応に遅れる虎杖が、一歩後ずさる


その為、拳はそのまま

Aの目前に


焦る素振りを見せず、Aが勢いそのままの拳を掴む

衝撃が小さい手に伝わっても眉ひとつ潜めることなく


そのまま、《投げた》


「！」


手を軸にした、半背負い投げ


綺麗な受身をとって、東堂は体についた汚れを払った


(この体格差で拳を軸にして投げるか

よっぽど焦っていたか、はたまた



投げれる自信があったか


途端緊張を引き締めた虎杖が、東堂にもう1発

避ける東堂、その先には會獣落の刃が


「！？」


東堂が腕で受け止める


刃身を隠したその薙刀から、細いそれからは考えられないほどの衝撃が伝う


腕から伝う血を上機嫌に舐め取りながら、東堂はAに問うた


「軽量、細さ、速度。全てひっくるめても何処からその衝撃が出る？」

「會獣落はね、刃の部分だけ呪力を流し込むと一緒に質量を無視して重さ硬さを変えられるんだ〜

俺も正直よくわかってないんだけど、妖器はこーゆーのが多いらしー。不思議だね〜」

「物理法則を無視したと確かにあったな」


顎に手を当て頷く東堂


うんうんと頷くAを横目に、虎杖は妖術の概要が分からないまま疑問符を浮かべた

肉食系×漆拾肆→←肉食系×漆拾弐

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す