【呪術廻戦】高専肉食系男子多い説を男子が証明しようと思います 2

肉食系×伍拾弐 ページ4

手を振って、用事があると去っていく五条先生を見送って、テーブルの上に無数に置かれているビデオに視線を移した

途中でやめたさっきの映画も見る気になれなくて、後ろで妙に上手い鼻歌をしているAに、何個もパッケージを見せた


「俺もまだ全然見てないんだけど、A、どれがいい？」

「んー、俺、映画よりゆーじと話したいな！」

「話！？まぁ、五条先生もああ言ってたけど…」


五条先生が会話にもドキドキハラハラはあるだろうと、映画に飽きたら会話もOKよーなんて言ってたことを思い出して、顬を掻きながらもおっけーを出す

みるみるうちに目を輝かせるAが、こんなにデカくなってるとは思わなくて、最初はびっくりしたなー、まじ。


突然消えて、現れたと思ったら俺に信じられない数のノートとペンを渡してきて…あの時は、マジでビビった。ほんとに。やばかった。


目の前のAが、こんなにデカくなってこんなにイケメンになってるとは思わなくて、ちょっと、親みたいに感動したっていうか、ひらがなだらけの手紙は本当にやばかったな。涙腺理性諸々が


確かヒコヤヒ様の事はオカ研にも成果なしって伝えてたっけ。

葛葉って苗字も俺が付けたんだよな、部長が持ってきたなんかの辞典に書いてあったかっけーやつ！我ながら名の通りいい男になった！


裏庭で膝と背中を丸めるだけだったとは到底思えなかったな。あの時は傷だらけ汚れだらけで。どうしたんだって聞けない雰囲気だったから躊躇してたけど




もしかしてこの場って＿＿絶好のチャンスなのでは！？


良く考えればAが元々何してたとか知らなかったし……。


ブサカワなぬいぐるみを持つ手に力を入れながら、「呪力は一定」と暗示しつつ、俺のことをじっと見てくるAに、何年ぶりかの疑問をぶつけた

.

「Aって、初めて会う前はどこに居たんだ?」

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