【呪術廻戦】高専肉食系男子多い説を男子が証明しようと思います 2

肉食系×伍拾壱 ページ3

「はい、じゃあAはこっち」


五条がどこからとも無く取り出したのは、虎杖の持っているぬいぐるみの色違い

それの顔面を鷲掴みしながら、五条は説明を始めた


スピーと寝ているぬいぐるみに、「出た」と身を引く虎杖


「学長特製の呪骸だよ」

「……あー！！一定の呪力を流し続けないとくまちゃんぶん殴ってくるのか！」

「だいせーかーい！」

「なんで分かるんだ？！」

「勘！！！」


屈折のない笑顔でそう答えながら、五条が鷲掴みしていたぬいぐるみを受け取るA


Aの言う通り、一定の量呪力を流し続けていないと起き上がり殴りに来るぬいぐるみ


その頭を両手で持ちながら、ぐーーーっと。力を込めるように目をつぶった


「まって、呪力流す量多くない！？」

「マジか！」

「Aは術式の才能もあるだろうしね、順当順当」


Aは出来るのかよ……へろーん……なんて、
虎杖がどんどん薄っぺらくなって、床に張り付く


腹立たないところ良くはあるが、等の本人であるAは、一定の呪力を流し続けるだけで精一杯だ


「俺さ〜、知っての通り喜怒哀楽が激しいの！わかる！？」

「確かにな〜」


怒は見たことないけど。虎杖が付け加えながらペラペラから解放されると、その腹辺りにAは突進し、腕を回した


「ごじょーせんせーが虐めてくるよおおお！」

「ああ！そうだなそうだな！俺も手伝うから！」


よすよす。腹に巻き付くAに多大なる照れを感じながら、頭を撫でる虎杖。


「ちょっとA〜？抱きつくならこのGLGの五条先生にしなさい！！」

「ゆーじの方がいい匂い！！！！」


五条、また別の香水お買い上げ確定


(尚、Aが好きなのは香水じゃないその人本来の匂いなのだ)


.


「そうだ。死んでる時宿健と話したかい？」

「話……」

「治すにあたって条件とか契約を持ちかけられなかった？」

「あー…………なんか話した気がするけど思い出せねぇんだよな」

「………そうか」

「…ふーん。」

(ま、したとしても忘却ぐらいの契約はさせるか〜)

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