【呪術廻戦】高専肉食系男子多い説を男子が証明しようと思います

肉食系×弐拾肆 ページ25

「デ！キ！タ！！」


ただリュックの中身を広げて、五条から貰った服に着替えただけのA。


180ちょっとと190越えの男たち。

どちらとも高くとも、10違うそれは意外と距離があって。


所謂「萌え袖」になっているAの頭を、五条は動物を愛でるように撫でた


「よくできまちたねー！」

「えへへ〜」


へらりと笑うA。

身長に見合わないその顔に、詐欺かと。どこに金を振り込めばいいのかと五条は分厚い財布を出したい気持ちを抑えた



「しゃけ！しゃけ！」


外。そしてグラウンド。

体術の練習をしていた2年生達。その中の呪言師・狗巻棘はある一方を指でさして突然と声を上げた。


「あ？…誰だ？アイツ」

「また新入生か？」


目の上に手を添えることで陰をつくり、狗巻の指の先を見るパンダと真希


「スパン早すぎるパン」

「変なキャラ付けんじゃねぇ」

「しゃけ。」

「お前ら結構当たり強いよな。」


しゃけ。肯定。

謎の語尾をつけ始めたパンダは総ツッコミを入れられながら目を細めた


「…てか、こっち来てねぇか」

「バケモンか。早すぎだろ」

「しゃけぇ…。」


爆速で三人の元へ走る黒い塊。基五条の服を着たA。

砂埃を半端なく立てながら向かう2年から見れば赤の他人。


勿論名前すら知らない者が突進してくる事に二年生はある意味身構える＿＿

＿＿間もなく、Aはパンダの手を取った


「はじめまして！！葛葉Aっていいます！！！！！」


狗巻、真希。

キラキラと目を輝かせながら順番に握手を秒で重ねるA。


突然の突進に珍しく間の抜けた顔をする三人は、なんとなくAの言葉を待った。


だがその前に、Aの肩を持ったのがひとり。

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