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「な、んで…」
なんでここまで着いてくるの…？
勘違い、させないでよ。
それとも何？フリにきたの？
いいよ…もう仁王の気持ちはわかってる…。
もう…｡
「すまん…お前の事…傷つけるつもり無かったんじゃ…」
震える声で仁王は言った。
「傷つけたくなかった…。
俺は、今まで色んなヤツと付き合ってきたけど…
本当は、二股をかけられとった」
そう言いながら、私に少しずつ近づいてくる。
来ないで…
来ないで…
「信じないかもしれんけど…。
あの日、保健室で会ったとき、
俺は本当に嬉しかった。
あの夏休みの出来事をずっと引きずっとった。
この学校にいるなんて、知らなかったから…」
仁王は困ったように笑った。
「俺にはAが必要じゃったんだ。
あの日以来、ずっと頭ん中はAとの記憶ばっかだった。
…お前さんが居ないと、
俺は…壊れてしまいそうで…」
私は、ゆっくりと後ろへ下がっていった。
それでもフェンスに背中があたってもう、逃げられなかった。
「お願いだから…逃げないで…。
お前さんが俺の事嫌いなのわかっちょる。
嫌なのわかっちょる。
でも、でも俺は…
お前さん…Aに本気で恋をしてしまったんじゃ」
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幸絵(プロフ) - 初めまして、コメント失礼致します。完結まで書いてくださりありがとうございます。もしできたらでいいので続編など書いていただけたらすごく嬉しいです！とりあえず、お疲れ様でした<(_ _)> (2022年7月19日 7時) (
レス) @page39 id: 23b9936184 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流星群 | 作成日時：2021年1月9日 16時
