10.うわさ。 ページ30
あの日を堺に、仁王と話すようになった。
そして、あの日の次の日、3年女子の間で広まった噂があった。
それは
『仁王君が彼女と別れた』
元々、学年を騒がせることの多かった仁王カップルだが、今回の騒ぎようは異様だった。
私には関係のない事だったが、クラスメートの女子曰く、仁王からズバッと突然告げたらしい。
『好きな人が出来たから、もうお前さんとは付き合えない』
女ったらしな仁王だが、好きな人が出来たからという理由で、別れたことは無いらしい。
いつの間にか別れていた。
というのが、あのカップルの特徴だからだ。
「仁王君、やっと本命が出来たんだね!!
すごいなぁ」
友達は、そう嬉しそうに言った。
やっと本命？私は疑問に思ってその友達に聞いてみた。
「仁王って、本命作らないタイプじゃないの？
…いつも遊んでるみたいな…」
友達は、仁王の名前を出したのに驚きつつ、
首を横に振った。
「知らないの？一部の女子の間で噂されてるんだけどね……」
友達は少し声をひそめていった。
仁王は、彼女に二股されている。
彼女の方が遊び気分で付き合っていて、
仁王はそれにつきあっている。
本当は、女ったらしじゃない｡
これが、友人が言う仁王の噂だった。
私にはにわかに信じられない事だったが、
その話を聞いていた｡
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幸絵(プロフ) - 初めまして、コメント失礼致します。完結まで書いてくださりありがとうございます。もしできたらでいいので続編など書いていただけたらすごく嬉しいです！とりあえず、お疲れ様でした<(_ _)> (2022年7月19日 7時) (
レス) @page39 id: 23b9936184 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流星群 | 作成日時：2021年1月9日 16時
