1.だいきらい。 ページ2
「もぉ〜雅ったらぁ〜」
廊下の方から甘ったるい声が聞こえてきた。
声の方に目を向けなくても、私はアイツの
彼女ということが分かった。
アイツ__仁王雅治は彼女をコロコロと
変える、属に言う女ったらしである。
あんなヤツのドコが良いのだろうと
毎回思うけど、一軍様はアイツを
たいそう気に入っているようだ。
「うるさ…」
私はドアの方を睨みながら言った。
すると前の席に座っていた
柳生比呂士が苦笑しながら言った。
「本当に貴方は仁王君が嫌いですね」
嫌いなんてもんじゃない。
大が何個でもつくほどの嫌いだ。
あの銀髪の髪と、チョビ毛と、
アイツの全てが大嫌いだ。
あの目で見られると思うだけで、
吐き気がしてくる。
違うクラスだからまだ良いものの、
学校のどこに居ても
アイツの声は聞こえてくる。
本当にやめてほしい。
「比呂士も比呂士だよ。
よくあんなヤツとダブルス組めるね」
「そこまで言いますか…」
テニス部でダブルスのペアとして試合をする比呂士。
比呂士は何でアイツとダブルスを組めるのか、最大の謎である。
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幸絵(プロフ) - 初めまして、コメント失礼致します。完結まで書いてくださりありがとうございます。もしできたらでいいので続編など書いていただけたらすごく嬉しいです!とりあえず、お疲れ様でした<(_ _)> (2022年7月19日 7時) (レス) @page39 id: 23b9936184 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:流星群 | 作成日時:2021年1月9日 16時