【学園アリス】星降る夜に

第29回 ページ32

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棗「で、お前は何者なんだ？」


警戒心を解いてくれない棗さん…。なぜ。


棗のその警戒心が流架に伝染してるからやめて！


蜜「だ！か！ら！Aちゃんは翼先輩と同じクラスに＿＿ 」


棗「そういうこと言ってんじゃねぇよ」


蜜「？」


棗「俺が言ってんのは、なんで昨日来たばっかの奴が初等部の奴らと知り合いなんだってことだ」


流「たしかに」


蛍「委員長やパーマ達と親しそうだったものね」


パーマってスミレ？？

すっごいネーミングセンス(笑)



棗「極めつけは、お前の襟についている星バッチ(それ)。それは幹部生のだ」


蜜「えっ！？ほんまや！！」


蜜柑、気づいてなかったんかい。



まぁー、しょうがない。


A「話すと長くなるけど？」


棗「構わない、話せ」


その言葉に頷く流架と蛍。






あたしは話せる範囲のことを４人に話した。



あたしのアリスについては昨日蜜柑に話したことと同じ内容を。



『仕事』として３年間海外へ行っていたこと。


それ以前、学園にいた時から幹部生だったこと。


だから、初等部にも知り合いが多いということ。





『仕事』という言葉を出した時、棗と流架の表情が曇ったのに気付かないふりをして。

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