第26回 ページ29
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蜜柑に『能力別のかたち』について教えた後。
野「そろそろ実践に入りましょうか」
野「じゃ、佐倉さん。今から僕がタイムトリップしますから、それを君のアリスで阻止して下さい」
うわぁ…
のだっちで実践とか蜜柑ドンマイだね、、
野「天宮さん。君のアリスでお手伝いを頼んでもいいですか?」
蜜「Aちゃん手伝ってくれるん?!」
あたしまだ了承してないんだけどなぁ(笑)
まぁ、そんなキラキラな目で見つめてこなくても断るつもりないけどね。
A「のだっちのアリスを弱化すればいいのかな?」
野「ええ、少しだけでお願いします」
蜜「じゃっか…?」
慣れない単語にただ一人ハテナマークを浮かべる蜜柑。
A「弱化っていうのは相手のアリスを弱めることだよ」
蜜「それがAちゃんのアリスなん?」
A「うん。相手のアリスを強化、または弱化できる。これがあたしの『星』のアリスの主な能力」
野「では、始めましょうか」
その言葉を合図にあたしとのだっちはそれぞれのアリスを発動する。
久しぶりだから訛ってなければいいけど。
蜜「わぁっ」
のだっちにかざした手からは光が放たれる。
蜜柑は吸い込まれるようにその光を見つめている。
蜜「めっちゃキレイや…。星みたいやな」
A「ふふっ、ありがとう!でも見とれてる場合じゃないぞー」
この間にものだっちのアリスは発動し続けている。
あたしのアリスはそれを少し、蜜柑の力でも無理のないように弱化しているだけ。
蜜柑が自分のアリスで阻止しないと意味が無い。
野「よろしくお願いしますね」
のだっちが蜜柑の手を握る。
蜜「え、ちょ…っ、先生!?よろしくって…」
A「3」
蜜「や……えっっ」
A「2」
「え、何!?」
「のだっち、またどっか行っちゃうの?」
あたしがカウントダウンを始めると、周りにいた特力のみんなが騒ぎ始めた。
このまま蜜柑がアリスを使わなければ、のだっちはまた時空をさまよって当分戻って来なくなる。
A「1」
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蜜「まって!!!」
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一花(プロフ) - はのんさん» ありがとうございます!完結できるように頑張りたいです! (2018年7月30日 21時) (レス) id: f2a38b6517 (このIDを非表示/違反報告)
はのん - とっても面白いです。早く続きみたいです。 (2018年7月25日 18時) (レス) id: e7dd1b3147 (このIDを非表示/違反報告)
一花(プロフ) - 梨衣さん» ありがとうございます!更新遅いですがこの先も読んでいただけたら嬉しいです! (2018年4月29日 19時) (レス) id: f2a38b6517 (このIDを非表示/違反報告)
梨衣(プロフ) - 凄く面白いです!更新頑張って下さい! (2018年4月28日 7時) (レス) id: 420c56ea6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:一花 | 作成日時:2017年9月17日 19時