2話『ともだち』(下) ページ7
ミカ「ここがブキチが売ってる武器屋さん!んで、その横右から帽子屋、靴屋、服屋が並んでるよ〜」
レイ「へえ…その店の並びはほとんどハイカラシティーと一緒だな」
ミカ「そうなんだ?じゃああまり問題はなさそうだね!」
ミカ「ここはシャケを倒して金いくらを集めるバイトのとこね!ここ永遠にアルバイト募集してるから、門が開いてる時はいつでも稼ぎに行っていいよー!」
レイ「バイトか…楽しそうだな」
ミカ「でしょでしょ!今度一緒に行く?」
レイ「OK」
ミカ「お!じゃあ決まりねー!」
ーーー
昼ご飯を一緒に食べながらレイはハイカラシティーにいた頃の話をしていた。
ミカ「へえ…レイくんは女の子2人とチーム組んでたんだ?」
レイ「ああ。2人とも幼馴染だからさ。気兼ねなく話せて楽しかったよ」
ミカ「じゃあさ、あたし達もチーム作らない?」
レイ「…チーム…?それ本当に言ってるのか?」
ミカ「嫌なら別に構わないよ!それにあたし達も知り合って3日ほどだし…無理には言わないよ笑」
レイ「…2人で、か?」
ミカ「ううん、もう1人あたしに友達がいるの!その子とチーム組む予定だったけど、レイくんと仲良くなれば3人でチーム作れるなって思って…!」
レイ「…もしかして、その子は女?」
ミカ「ううん!男の子!でも可愛いよ!」
ミカはニコニコしながらその男の子の事を話した。
レイ「それって、、、ミカの彼氏なんじゃないよな?」
ミカ「えっ……!?」
これ以上はないかのような驚きを見せるミカ。
正解してしまったのか、と少し焦るレイ。
ミカ「なわけないよ!?前に知り合った子で、あたしもあの子も恋愛とか興味ないから!」
レイ「そ、そうか…必死だな笑」
ミカ「急にそんなこと言うからじゃん…笑」
2人は笑った。
レイ「俺は別に構わないよ?」
ミカ「本当!?やったー!」
カフェの中で両手を振り上げるミカ。
レイ「しーっ!ここカフェだろ!」
ミカ「あっ…ご、ごめん…」
こういう生活も悪くない、と思いながら、レイはミカに笑いかけた。
名前はリト。男のようだが、ミカからは「可愛い」と聞いた。
どんな人なんだろうと想像を膨らませながらミカと別れたレイは家に向いて足を運んだ。
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作者名:こっこ@amuse | 作成日時:2019年6月17日 7時