検索窓
今日:18 hit、昨日:4 hit、合計:2,054 hit

10話『初夏の思い出』(下) ページ39

そうして、4人ともが浴衣を買い終えた。


翌日、朝からコハクとミカがおらず、スマホを見るとミカからチャットで
「お母さんに着付けてもらうー!」
と送信されていた。

レイ「こんな朝からか…気が早くないか?」

リト「結構2人でいる時に意気投合したんじゃない??」

レイ「なるほどな…」

レイ「ちょっとだけバイトしに行くか?浴衣の分の収入を取り戻したい」

リト「それいいね!そうしようか」

そうリトとレイは寝ぼけた顔で話していた。

ミカとコハクと言えば

ミカ「髪飾りいっぱいあるねー!」

コハク「わぁ…綺麗で可愛いのがいっぱいですね…!」

2人で髪飾りを買いに出かけていたのである。

ミカ「あ、そういや昼ご飯どうする?」

コハク「どうしましょうか?」

ミカ「近くに美味しいって評判の喫茶店あるよ!行く?」

コハク「いいですね!喫茶店!」

ミカとコハクは女子らしい会話をしながら髪飾りを選ぶのに夢中になっていた。

ーーー

日が西に傾き始めた頃、家にいたレイはさっそくリトと一緒に紙袋から浴衣を取り出す。

レイ「浴衣着ていく男っていんのかな」

リト「それはいるでしょ…?男用の浴衣が売ってる店意外とあったし」

レイ「そうだなー…」

浴衣を着たことがない2人は着方に困惑した。
インターネットでわざわざ調べて着付けのしかたを見ながらお互いの浴衣を着付ける。

リト「キツくない?」

レイ「おう」

時間は多少かかったものの、初めての割には綺麗に着付けができた。

レイ「じゃあ、行くか」

リト「そうだね!」

レイは少し、ミカとコハクがどんな浴衣を着て来るか楽しみにしていた。

それに、

初めてできたと言っても過言ではない、『親友』というメンバーと共に過ごせる日々を幸せに思っていた。

11話『消える火の花』(上)→←10話『初夏の思い出』(中)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:こっこ@amuse | 作成日時:2019年6月17日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。