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8話『狐と優しい雨』(中) ページ30

コハク「うわあ…なんとお詫びをすれば…」

レイ「大丈夫だって笑」

リト「どうかした?」

さっきまで本を読んでいたリトは状況が何故コハクがしきりに謝っているのか分からなかった。

レイ「まあ、親の了承も得たことだし、改めて自己紹介とかすればいいんじゃないか?」

コハク「は、はい」

ミカ「なになにー!入ってくれるのー!?」

ミカはキッチンから身を乗り出してキラキラした目でコハクを見つめる。
リトもさっきまで読んでいた本を閉じ、コハクの目をじっと見つめる。

コハク「あっ、あの…皆さんのチームに入ることにしました…!コハクです!お願いします!」

コハクは力を込めて挨拶をした。それに少しリトが驚く。

ミカ「わーい!やったー!」

ミカは駆け足でコハクに近寄って抱きついた。

ミカ「ありがとう!ハクちゃん!」

リト「おおー!いいね!メンバーが増えたよ!」

コハク「いえ…レインさんが色々話してくださったので、勇気が出ました」

レイ「え、俺?」

ミカ「ほらー!やっぱりあたしが見込んだかいがあるよね!」

レイ「ミカ…もしかしてお前…家で用事があるとか言って本当は何もしてないんだろ…」

ミカ「ううん!違うよ!」

レイ「じゃあ何してたんだよ?」

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作者名:こっこ@amuse | 作成日時:2019年6月17日 7時

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