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4話『憧れの師』(中) ページ13

レイからゲンコツをくらったリトはしょんぼりした。



レイ「…俺には、ハイカラスクエアに来たかった理由が2つあるんだ」

としばらくしてレイは真面目な表情で話をし始めた。

レイ「ただ、ここに来てバトルに勝ち続けられるような強さでいたい。それともう1つあった。」

リト「もう1つって…?」

レイ「ここに、俺の先輩がいるからだ」

リト「先輩?」

レイ「ああ。ハイカラシティーでもともとパブロ使いだった俺はガチマッチをしている途中、カーボン使いのガールに会ったんだ。その強さは歴然。全然歯が立たなかった。」

リト「それくらい強かったんだ…」

レイ「それから俺はそのイカを探した。ようやく見つけた俺は話しかけて、プライベートマッチで1on1で鍛えて貰ってた」

リト「へえ…だからさらに近距離に強くなったんだ…?」

レイ「いや、俺の今の立ち回りは普通のウデマエだろう。ハイカラシティーはハイカラスクエアにしては田舎だ。あっちではA+だったが、こっちじゃまだB帯だ。」

リト「もう挑戦してたんだね…?」

レイ「まあな、ちょこっと。先輩に会うために俺は来た。」

リト「見てみたいなー…!」

レイ「かっこいいぞ。アドバイスが的確で分かりやすいし。」

リト「おおー…!」

レイ「しっかし、なんか焦らされてる気がするんだよな。」

リト「焦らされてる?その先輩に?」

レイ「また実戦したいんだけどな」

リト「…バトル好きだね、レイくんは」

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作者名:こっこ@amuse | 作成日時:2019年6月17日 7時

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