マホトくんでいっぱい 【短編集】【リクエスト受付中】

昔話【オリジナル】 ページ7

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貴方｢樹神(こだま)Aです。｣







そういった彼女は"あの時"とは髪の毛が伸びていて、大人っぽくなった顔にどこがあどけない少女の顔立ちが残る。







クラス中は小学6年生の後期に転校してきた彼女に、各々の思ったことを口にし騒ぎ始めた。




｢樹神さん、まだ慣れないかもしれないけど、仲良くしてね。｣と担任の先生に彼女は表情ひとつ変えずに頷く。



彼女はどこかの制服に身を包んでいて、分かるのはきっと頭のいい私立の学校から来たという事だけ。




先生に指定された席に座る動作さえ、品を感じる。






真っ黒な癖ひとつない髪の毛、真っ白な肌に大きな黒い瞳は静かにどこかを見つめている。






どこか気品のある仕草にクラスメイトは目を奪われた。






彼女は席に座ってから、クラスをぐるっと静かに見回す。




その時彼女の真っ黒な瞳が一点に注がれた。





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貴方｢まほとくん...？｣








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それが君との再開だった。

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