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商売的な観点から見て、断られる要素はない。
それがマリ姉とヘンリエッタさん、私が出した結論だった。
しかし、それは簡単に引き受けてくれるという意味ではない。
ヘンリエッタ「うちは今や注目の的ですからね。
先方だって美味しい仕入れ話を二つ返事でOKとはいきませんよ。
どうにかしてもっと食い込んでこようとするに決まっていますわ。」
それはごもっとも。
しばらくの沈黙の後、社交的な笑みを浮かべたカラシンさん。
カラシン「それはやはり〈軽食販売クレセントムーン〉で使用する食材ですか?」
と尋ねてきた。
マリ姉は「そうや。」と微笑みながら答えた。
カラシン「〈軽食販売クレセントムーン〉は大繁盛だそうですね。」
マリエール「おかげさまで、みんなに喜んで貰えて、うちの〈料理人〉もにっこにこやん。」
カラシン「……やはりそれは、新しいレシピで?」
マリエール「うっとこの〈料理人〉は腕利きやし。」
カラシンの探りを入れる会話に、マリ姉は微笑んで答えた。
端から見れば最初からニコニコと向日葵のような笑みを浮かべるマリ姉は全てを承知して大きく構えているように見えるかも知れないが、マリ姉本人としては、この時点で精一杯なのだろう。
★☆★
2019/11/05
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豆乳ココア(プロフ) - レナナミル♪さん» 読んで頂きありがとうございます。私もログホライズンが好きでアニメも何度も見返す程です。更新も頑張ります! (2019年10月29日 9時) (レス) id: 4ab63936da (このIDを非表示/違反報告)
レナナミル♪(プロフ) - 初めまして!私ログ・ホライズンが好きなのですが最近更新してるのがこの、孤独なサモナーだけでよく見てます!ちなみに私はソウジロウ推しでこの夢小説でも沢山出てきてくれたら嬉しいって思ってます!長くなってしまいましたがこれからも応援してます! (2019年10月29日 4時) (レス) id: aefdd45bb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:豆乳ココア | 作成日時:2019年10月28日 0時