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生まれてから食べたものの中で、間違いなく一番美味しい。
そんな思考を巡らす暇もなく目の前のハンバーガーは無くなった。
彼は包み紙にたれた肉汁までも平らげた。
恥ずかしいとは思わなかった。
恥ずかしいと思うくらいなら両目から溢れている涙を止めている。
彼が感じたものと同じ衝撃は、一時間も経たないうちにアキバの街を駆け抜けた。
それはモノクロの視界しか持たなかった人々に突然総天然色フルカラーの視覚を与えたのと同じような意味で、革命的大事件だった。
アキバの街の人々は、自分たちがどれほど元気を失っていたのかにわかに思い出したようだった。
食事が美味しいと云うことの重要性は人々がすっかり忘れはてて、諦めていたことだったのだ。
〈軽食販売クレセントムーン〉はアキバの街の最新の神話になった。
とここまで話している私は何をしているかって?
何を隠そう私のサブ職業は宝珠技師。
宝珠技師とはセルデシア世界で確認されているサブ職業の一つ。
まぁ、簡単に言うとアキバの町にはそうそういないのだ。
内容は魔力を持つ宝石を加工して、魔法の力を秘めたアイテム「宝珠」を作り出すサブ職業である。
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2019/11/03
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豆乳ココア(プロフ) - レナナミル♪さん» 読んで頂きありがとうございます。私もログホライズンが好きでアニメも何度も見返す程です。更新も頑張ります! (2019年10月29日 9時) (レス) id: 4ab63936da (このIDを非表示/違反報告)
レナナミル♪(プロフ) - 初めまして!私ログ・ホライズンが好きなのですが最近更新してるのがこの、孤独なサモナーだけでよく見てます!ちなみに私はソウジロウ推しでこの夢小説でも沢山出てきてくれたら嬉しいって思ってます!長くなってしまいましたがこれからも応援してます! (2019年10月29日 4時) (レス) id: aefdd45bb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:豆乳ココア | 作成日時:2019年10月28日 0時