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Log211 ページ15

シロエ「だから、アキバの街の掃除をします。
〈ハーメルン〉のことはそのついでです。
ミノリとトウヤは友人だから助けるだけです。
僕たちは他にやらなければならないことが沢山あるんです。
こんな事で時間をとられている訳にはいかないんですよ。」


小竜もヘンリエッタさんも。
そしてマリ姉さえも彫像のように固まっていた。
そんな3人に私達は言葉を続ける。


シロエ「小さいギルドに居るってのは、いつからこそこそしなきゃいけないような悪いことになったんですか?
ススキノは確かに荒廃してました。
2000人しか居なければ、強いギルドが我が物顔で威張るのも判らなくはないです。」

A『でも、アキバは私達のホームタウン。
日本サーバにいるプレイヤーの半分以上の本拠地。
日本サーバ最大の街。』

シロエ「それが格好悪くて雰囲気が悪くてギスギスしてて、なんだかみんなが下を向いて歩いているって……。
それはないでしょう。
それじゃぁ、僕ら全員が格好悪くなるために生まれてきたみたいじゃないですか。」

A『狩り場の占有、大手ギルドの躍進、ライバル同士の確執、それらが悪いなんて口が裂けても言えないけど、自分の首を絞めてるのは見るに堪えないわ。
そういうのって、新人泣かせてまでやることなの?』

シロエ「異世界飛ばされちゃったサバイバルを蹴飛ばしてまで、やることですか?
僕らは三万人もいますけれど、三万人しかいないんです。
みんな、舐めてます。
異世界を甘く見すぎてます。
必死さが、足りないです。」


それは途方もない話だ。


ヘンリエッタさんや小竜はおろか、マリ姉が凍り付いているところを見ると、これは予想もしていなかった話なのに違いない。

知り合いを助け出すのは判る。
しかし、そのついでにギルドひとつ潰そうという時点で桁外れだ。

普通に考えれば…。

だがその上、今の状況や風潮を変えるとなれば、これは桁外れと云うよりは、正気の沙汰ではない。

だが、話を聞いていた皆を震え上がらせたのは、その内容よりも私達の声だった。

高ぶったところのない穏やかな声だったが、流れているものは鋼だ。
触れれば切れるような鋭さがある。

☆★☆
2019/10/31

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設定タグ:ログ・ホライズン , エルダー・テイル   
作品ジャンル:アニメ
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豆乳ココア(プロフ) - レナナミル♪さん» 読んで頂きありがとうございます。私もログホライズンが好きでアニメも何度も見返す程です。更新も頑張ります! (2019年10月29日 9時) (レス) id: 4ab63936da (このIDを非表示/違反報告)
レナナミル♪(プロフ) - 初めまして!私ログ・ホライズンが好きなのですが最近更新してるのがこの、孤独なサモナーだけでよく見てます!ちなみに私はソウジロウ推しでこの夢小説でも沢山出てきてくれたら嬉しいって思ってます!長くなってしまいましたがこれからも応援してます! (2019年10月29日 4時) (レス) id: aefdd45bb5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:豆乳ココア | 作成日時:2019年10月28日 0時

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