私 が 輝 け る 場 所 6 .

トドメの接吻4 . ページ29

((本編3話))






((ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ






『…？』






＿突然なったエレナの電話。






『…尊氏。』






−−






『もしもし？』







尊氏「あ、もしもし玲奈？」






『うん、どうしたの。なんか余裕ない感じじゃん。』






尊氏「それが…美尊が襲われて怪我したんだ。−病院なんだけど今から来れるか？」






尊氏「ついでに親にも玲奈のこと紹介するよ」






『…ほん、と？』






尊氏「うん…来れる？」






『わかった、今から向かうね。』






−−






『紹介…ふふっ』






＿エレナはにやける口を抑えマンションの扉を開けた。






−−−






(病院)






『尊氏…!!美尊ちゃんは??』






尊氏「玲奈…大丈夫。だけど怪我したのが顔で相当落ち込んでるんだ」






『そっか…顔は辛いよ』






並樹京子(母)「尊氏さん…どなた？」






尊氏「…僕がお付き合いしている方。」







『はじめまして、天野玲奈と申します。』






＿慣れない敬語とあまり派手ではない服、そしてなによりお金持ちの雰囲気に動揺しながらも頭を下げるエレナ。






新井郡次(秘書)「天野玲奈さん、ご職業は何をされているんですか？」






『…職業…えっと、』






尊氏「…キャバ嬢だよ。でも2人がイメージしてるような感じの人じゃないから。」







母「キャバ嬢…?!」






秘書「おい、どういう事だ尊氏…キャバ嬢なんかと」






『キャバ嬢なんか…そうですよね、大事な息子さんがキャバ嬢なんかと付き合ってたら嫌ですよね、すみませ＿
尊氏「僕が勝手に好きになって告白して付き合うことになった。……キャバ嬢なんか、なんて言わないでください」






『尊氏…』






母「まあでも…いい人そうね。」






秘書「…あ、尊氏。美尊のところに行ってやってくれ。」






尊氏「…ああ、分かった。」






尊氏「玲奈ちょっとまってて。今は誰にも会いたくないらしいから」






『分かった。待ってるね』






＿そういい治療室に入っていった尊氏。

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