紫陽花 42 ページ45
ut《こちら鬱。グルちゃん脱出成功したで》
「うむ、ご苦労だったな大先生。例の二人はどうだ」
ut《二人とも寝とるわ。特にAちゃんの方は体調的にあんまよろしくないかもしれん》
「了解した。神にすぐ対応できるよう声はかけておくから、すぐに帰ってこい。
後ほど、そちらに空爆部隊が到着する」
ut《うっす、ハイル・グルッペン》
二つの回路が繋がっていたインカムの片方が切れた。
もう片方は、ロボロの手によりハッキングされた監視カメラ越しに映し出された緑色の二人に繋がっている。
愉しそうに言葉と圧制で捩じ伏せるオスマンとゾム。
パソコンのモニターに映し出された映像に、態とらしく頬を膨らませた。
「俺も前線に行きたい」
tn「ダメに決まってるでしょう、トップが前に出るなんて狙ってくれって言ってるようなもんでしょうが」
トントンは呆れた目でグルッペンを見やる。
容赦のない右腕の視線にごほんと無理やり誤魔化した。
「…さて、コネシマとシャオロン達は問題ないな?」
tn「誤魔化しおったな……えぇ、今回は同じ近距離のひとらんらん、近中距離のショッピくんがいませんが、この程度の国なら二人の部隊で事足りるでしょう」
いざとなったら俺も出ればええ話やし、と言うトントンにお前だけズルいぞ!と声を上げた。
tn「はぁ…取り敢えず指示というか命令くらい出してくれませんかね。
敵国におるオスマン達に内部から崩してもらわなあかんのですから」
「む、そうだな」
634人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すずねこ - 更新頑張ってくださいね❗ (2022年7月11日 20時) (レス) @page48 id: 5c9b7042cd (このIDを非表示/違反報告)
スノウ(プロフ) - 夜さん» 続きは書きたいです…!ですがリアルが忙しくなかなか更新できないのが悔しいです…!コメントありがとうございます!待っていただければ、いつか、いつかは!!書きますのでお待ちください! (2021年4月5日 23時) (レス) id: 8e20d2cd66 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - とても面白くて一気読みしてしまいました!まだ続きは書かれる予定ですか?書いてくださるならいくらでも待つので更新頑張ってください! (2021年2月5日 21時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
スノウ(プロフ) - ウルズさん» コメントありがとうございます!パスワードの件はご迷惑おかけしました…(;´Д`)最初の頃から見ていただきとても嬉しいです! (2020年10月13日 23時) (レス) id: fa99c77dd8 (このIDを非表示/違反報告)
ウルズ - またこちらの作品が読めて嬉しい限りです。連載初期から文が素敵だと思い愛読してました。急に検索しても出てこなくなった事に驚きましたが、パスをかけられていたと知り納得しました。詳しい事情は分かりませんが、これからも頑張って下さい。更新楽しみにしています。 (2020年10月13日 22時) (レス) id: 18e5b459af (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:スノウ | 作成日時:2019年10月30日 13時