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紫陽花 4 ページ5

syp 「あの、大先生かロボロさんいますか」

俺とコネシマ、シャオロン、鬱先生、ロボロがいる談話室にショッピくんが入りながらそう言った。
お目当ての二人は夜勤明けなため、揃って温かいココアを飲んでいる。

ut 「お、ショッピくんや」
rbr 「どした?なんかあったんか」

二人だけではなく、他のメンツもショッピくんに顔を向けたため、彼は一度たじろいだがそのまま続けた。

syp 「お二人とも、人探しとか出来ますか」
rbr 「人探し?」

頷いたショッピくんに、ニヤニヤとシャオロンとコネシマが近づく。

sho 「なんやショッピくん、女か?」
syp 「…やかましいっすわ」
kn 「なんや女やないんか?男か」
syp 「……女っすけど、なんか悪いんすか」

不機嫌そうに言ったショッピくんに、全員おぉ〜と声を上げる。それにまたムスッとするショッピくん。
あのショッピくんになぁ…

ut 「女の子やったら大歓迎やわ」
「はぇ〜、相変わらずクズやな大先生」
ut 「とんちちゅめたい…」

大先生が相変わらず気持ち悪い。

rbr 「ちなみに聞くけど、どんな子?」
syp 「…ちょっと、説明するの難しいんですけど、俺が色んな国転々としてた時に出会った子なんです
俺がちっさい頃に森に迷子になった時、変な屋敷にいたんです」
「変な屋敷?」

syp 「こんなところに屋敷なんて変だなとは思ったんですけど、はよ帰らなと思って人里への帰り道を聞こうとしたんですけど、呼びかけても誰も出なくて。
どうしようか迷ってたら、二階の方の窓が一室だけ空いてたんです。しゃーないけど聞かんと帰られんかったんで、近くの木に登って窓まで行ったら、その子にあったんです」
ut 「…なんや不思議な話やな」

syp 「その子は明らかにヤバそうな感じでした。いや、あの子自体は普通の綺麗な子なんですけど、…手首と足首に重たそうな枷を付けられて、首にも爆弾付きの首輪を撒かれてました」
sho 「はぁ!?」
syp 「身体中包帯ぐるぐる巻きで、俺もそん時は目を疑いましたわ」
kn 「そりゃそうやろな」

ショッピくんの話が、何やらきな臭くなってきた。他の奴らも表情が固くなっている。

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すずねこ - 更新頑張ってくださいね❗ (2022年7月11日 20時) (レス) @page48 id: 5c9b7042cd (このIDを非表示/違反報告)
スノウ(プロフ) - 夜さん» 続きは書きたいです…!ですがリアルが忙しくなかなか更新できないのが悔しいです…!コメントありがとうございます!待っていただければ、いつか、いつかは!!書きますのでお待ちください! (2021年4月5日 23時) (レス) id: 8e20d2cd66 (このIDを非表示/違反報告)
- とても面白くて一気読みしてしまいました!まだ続きは書かれる予定ですか?書いてくださるならいくらでも待つので更新頑張ってください! (2021年2月5日 21時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
スノウ(プロフ) - ウルズさん» コメントありがとうございます!パスワードの件はご迷惑おかけしました…(;´Д`)最初の頃から見ていただきとても嬉しいです! (2020年10月13日 23時) (レス) id: fa99c77dd8 (このIDを非表示/違反報告)
ウルズ - またこちらの作品が読めて嬉しい限りです。連載初期から文が素敵だと思い愛読してました。急に検索しても出てこなくなった事に驚きましたが、パスをかけられていたと知り納得しました。詳しい事情は分かりませんが、これからも頑張って下さい。更新楽しみにしています。 (2020年10月13日 22時) (レス) id: 18e5b459af (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スノウ | 作成日時:2019年10月30日 13時

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