【wrwrd】復讐鬼の華

紫陽花 12 ページ13

rb｢N国…確か、あんまいい噂聞かんとこやなかったっけ？｣

N国。
表面上は普通の平凡な国、しかし貴族層と市民層の差がかなり見受けられている。
しかし、そういった国は珍しくはなく、逆にこちらのW国のように国民を豊かに、といった方針を掲げそれを実行できている国の方が少ないのだ。
在り来りな国だが、その内部は黒い噂が蔓延っている。

曰く、国と軍の上層部はかなりの着服をしている。
曰く、国は秘密裏に危険な薬の開発を行っている。
曰く、国は世界政府にも目をつけられる可能性のある武器を製造している。
曰く、国には実験施設があり国民を攫い、人体実験を行っている。

などと言ったものだ。
噂としては之も在り来り。
しかし、どれもこれも真実の可能性を多分に秘めている。
ショッピは5年前、一時期だけここにいた。

syp｢昔から胸糞悪い国でした。
国民は高い税金を納めさせられ、貴族層はその金で裕福に暮らし市民層を見下している。
俺は当時行動を共にしてた保護者の関係で数ヶ月しか居れなかったっすけど｣

当時のことを思い出したのか、眉間に皺を寄せており視線は酷く冷めている。

ut｢…こんな所に、げどちゃんの妹さんがおるんか…｣
syp｢俺の記憶が正しければ、きっと｣


＊＊＊

N国
上記の通り。
過去、ショッピが一時期滞在していた。
Aがここにいる可能性が高い模様。

W国
グルッペン･フューラーが統治。
戦争大好き国家だが、国民も大事にしている。
自然が多いのが特徴的。

世界政府
イメージ的には〇ンピースの奴。
各国の国主が集まり会議を行ったりしている。
目をつけられたら終わり。

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