信用出来ないこの世界で (ページ5)

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GAME03 ANIMAL EASY ページ5

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あれから鬼ヶ崎が歩幅を合わせてくれるようになった

行動しやすいけど…ムカつくな

身長を馬鹿にされてる様な…そんな気分

…！

『ねぇ、今人の足音が聞こえなかった？』

「音？聞こえないでぇ」

そう鬼ヶ崎が言った直後に近くで大きい何かが歩く音が聞こえた

…あっちに何かありそうだな

チラリと鬼ヶ崎の方に目線を送る

どうやら鬼ヶ崎もわかったらしい

同じタイミングで音の方向に走り出した

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『！鬼ヶ崎、あそこ…！』

前方には学ランの男の子とピンク髪の三つ編みカチューシャの女の子がいた

そして、その二人の前にはあの変異した大きいねずみと大きなカタツムリがいた

「わかってらァ」

一足先に飛び出した鬼ヶ崎を追いかけながら銃の用意をする

まぁ…その必要は無かったみたいだけど

「おうご両人なにボサッとしてやがんでぇ、とっとと目ェ潰しな」

「…え…？」

いきなりそう言われたからか女の子は困惑した声をだす

「目だよ目、突くか潰すかすりゃいいこいつら案外楽に倒せるぜ」

そう言った鬼ヶ崎はねずみから番傘を引き抜き肩に置いたけどそのせいで頬に血が付いていた。

「で、できるわけ…」

「んじゃコレ貸してやらァ」

「そうじゃなくて…！」

まぁ…普通の人はねずみの目を潰す何て出来ないと思うから抗議したくなるのも納得するけど

「野郎は丸腰で頑張んな」

清々しい笑顔だけどそこは守ってあげなよ…

武器持って無さそうだし…

「じゃ…シノンちゃんも行くでぇ」

『は？何で僕が…』

ついて行かなきゃいけないだよ

って言う前に鬼ヶ崎が走り出したので仕方なく追いかける

ああいう人間って一人で行動したいタイプの人間じゃないわけ…

「あっ、ちょっと…!!」

って言う女の子の声は無視だ無視