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GAME13 DON'T LOOK BACK ページ15



『僕の名前は羽上シノン、基本的には色んなゲームをやってるけど主にやってるのはRTS(リアルタイムストラテジー)だよ。』

「あの…さっきパカさんも言ってたんですがRTS(リアルタイムストラテジー)って何ですか?」


入出が僕に質問してきたので答えようとする


「RTSとはリアルタイムに時間が進み、素早い反応や操作が求められるゲームの事です入出様」


けどパカが何故か変わりに答えた

そして、嫌な予感がひしひしと感じてくる


「なるほど…そうなんですね」

「はいそしてワタクシ伊奈葉様同様、羽上様の実況を熱心に聞かれておりましてこうして生声をお聴きできたり実際にお会い出来るとは…ファンとして光栄の限りです。ぜひフードを取っていただけないでしょうか」

『は?』


嫌な予感の正体はこれか

自分の声からは低い声が出た


「パカさんの事が大好きです…ってか…顔を…赤らめて…」


どんどん迫ってくるパカに鳥肌がたつ


『嫌に決まってんじゃん!!……あと、言い忘れてたけど僕はあんた達と仲良くする気ないから』


最後に冷たく吐き捨てた。

勿論この場の空気は冷たくなる


「流石、絶対ツンデレな実況者だろランキングナンバーワンの羽上様です…見事なツンですね」


残念そうにしながらもそんな事を言ってくるパカに腹がたつ

何でそんなランキングがあるんだよ

僕はツンデレじゃないんだけど


「それでは最後に逢河様」


…?無言だ…

無視してる…?


「逢河様ー!?」


なるほど寝てたのか

心無しかスピーッと寝息が聞こえた気がした


「し、仕方ないですね…彼は逢河マキノ様言葉よりも目で落とす…恋愛ゲーム実況のプロフェッショナルでございます。ただ、単語実況で知られる通り彼が長い言葉を発するのは稀でございます」


実況してないじゃん


「実況してねーじゃねーか」


……駆堂と同じなのは癪だな


「ともあれこれで全員の紹介が終わりました。続いて第2ステージの選出になります」


やっぱりそうなるよな


「え!?ちょっと!まだ説明が…」


まぁ、まだ説明して欲しさはあるけどパカはそれをやるとは思えないな…


「第2ステージ『取り換えこっくりさん』実況者数は4名こちらにワタクシが夜なべして作ったクジがあります。パカさんマークを引き当てたかたが…」

「ふざけんな!誰がやるかそんな」


パカの言葉を遮る様に駆堂が言ってきた

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設定タグ:ナカノヒトゲノム【実況中】 , 鬼ヶ崎カイコク   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:雪雅 | 作成日時:2020年12月29日 14時

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