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番外編 誕生日2 ページ32

次の日

『な、何とか作り終わりました…。』


思ってた以上に苦戦して徹夜するとは思いませんでした…。

時計を見ると12時を過ぎようとしている。


『ふわぁ……えっと、この後は時透くんは任務に行くのでその間に留守にした屋敷をいい感じに飾り付けに行かないといけないので、休む暇が無いです…』


そう言い終わった私は重たい足取りで準備をした後、自分の屋敷を出た






時透sideー

あっという間に時間は過ぎ


「それにしても…何で今日主役の筈の僕より大人の人の方が盛り上がってるの…」


任務から帰ってきたらいきなり誕生日おめでとう!って言われた後、なんやかんやでプレゼントを渡され柚子からプレゼント貰おうとしたらお酒のせいで色々カオスになった大人達のせいで貰えなくて今は柚子と一緒に縁側に抜け出して来た所

まぁ、柚子が作ってくれたふろふき大根美味しかったしプレゼントはもう十分なんだけどね


『あはは…お酒ってやっぱり美味しいんでしょうか…』

「うーん…どうなんだろ…」


結構前に宇随さんに飲まされた(一口だけ)時は結構苦いって思ったし…美味しいとは思わなかったよね


『…それより…時透くん誕生日おめでとうございます。これ良かったらどうぞ』


そう言って柚子は綺麗な小さい包を僕に渡してきた

中身を開けると手作りらしい栞が出てきた


『えっと…時透くん何時も本とか読む時に大変そうにしてたので…でも、もし要らなかったし捨てちゃって構いませんから』


そう言う柚子の目元は若干隈が出来ていて苦労したんだって事が良くわかる


「捨てないよ、せっかく柚子が僕の為に作ってくれたんだからさ」


それにしてもこの栞の中に入ってる花はなんだろ…青い方がキキョウでもう1つの白い花は…


『あはは…バレてましたか…えっと興味が無かったら別にいいのですが青い方の花がキキョウで白い方の花がトルコキキョウって言うんですよ…』


トルコキキョウって初めて聞いたな

この2つの花言葉は後で調べてみようかな

あ、柚子に聞いたらわかるかな


「ねぇ、柚子…」


僕が柚子に質問を投げかける前に肩に軽く重みが来たので目線をそちらに向けると


『スーッ…スーッ…』


規則正しい寝息を立てた柚子が寝ていた

まぁ、徹夜っぽかったししょうがないかな

花言葉は後で調べよう


『…時透…くん…誕生日…おめでとう…ございます…。』

「!うん…祝ってくれてありがとう柚子」


寝ながらも微笑んでいる柚子に僕も微笑んだ。

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設定タグ:暗殺教室 , 鬼滅の刃 , 時透無一郎   
作品ジャンル:恋愛
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Ruriyuri - 読んでてとても面白いです。続きが待ち遠しいです‼️ (2022年3月16日 21時) (レス) @page39 id: 825b0bc841 (このIDを非表示/違反報告)
神崎葵。(プロフ) - 投稿お疲れ様です!とても面白いです!続き待ってます! (2020年4月12日 11時) (レス) id: 5d39630b57 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - 面白いです!続き楽しみにしています! (2020年3月31日 11時) (レス) id: 104d0cd352 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪雅 | 作成日時:2020年3月30日 23時

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