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第26話ページ27

大水槽を見て大興奮の渡辺翔太くん(5)に近づく

『…ほんとにすごい、綺麗だね』

しょっぴーの方を見ると私のことを見ていたらしく

『っ、』

すごい至近距離に顔がある

『…ほら、！見てあのサメ！』

話そらしてサメを指さすと手を重ねて
ゆっくりと絡めて恋人繋ぎをしてくる

驚いてしょっぴーをみるけど

平然としていて

慣れてるのかな？なんて思ってしまう

【これからイルカショーが始まります】

そんなアナウンスがかかり2人で顔を見合わす

｢『いくしかないよね！』｣

息がピッタリ合って2人で走ってイルカショーへ

息切れしながら結構近い席に座る

『テンション上がるね！』

渡｢めっちゃ楽しみだな！！｣

2人でウキウキしながらイルカショーの開演を待つ

すると始まったイルカショー

『やば！！ちか！！！すご！！』

渡｢みて！あいつめっちゃ飛んだ！！！｣

2人で大興奮で眺めてると

バッシャア！！！！！！

と思いっきり水がかかる

『…ぷっ、あはははは！』

渡｢くっ、はははははははぁ⤴｣

目が合って2人で大爆笑

いい大人がイルカショーで大興奮でその上ずぶ濡れ

面白くて笑いが止まらない

しょっぴーもなかなか濡れてる

すると私の胸元を見て急に笑いが収まるしょっぴー

『ん？なに？』

しょっぴーは無言で私に着ていた薄手のロングカーディガンをかける

渡｢…透けてる｣

そう言われて胸元を見るとばっちりブラが透けてる

『え、あ、ごめ、ありがとう』

まさかのことの私はすっかりテンパってしまって

渡｢いいから前閉めて、他のやつに見られたくない｣

そう言ってカーディガンのボタンをつけ始める

『ちょ、自分でできるって』

渡｢いいから｣

そのまま大人しくされるがまま

渡｢はー、まじ上着着てきてよかった｣

『ほんとありがと』

渡｢いいよ気にすんな｣

ハプニングもあったけど最後まで楽しく見れた

イルカショーが終わり水族館内にお昼を食べにいく