検索窓
今日:28 hit、昨日:27 hit、合計:22,173 hit

EP1.人気の花屋〈6〉 ページ10

「そういえば、五条さんが言っていましたね。確か東雲さんが通う学校には……探偵がいるとか」


彼らが会話を続けていると、ドアから鈴の音が聞こえてきた。3人がそちらへ振り向くとそこには5人の元気な子どもたちがいた。


「噂をすれば……今日も来てくれたのね」


夜桜は子ども達を見て嬉しそうな表情になる。彼女は子ども達が来てくれてるのを楽しみにしていたようだ。


「そうですか……彼があの探偵の……」


七海は1人の少年を見つめていた。その様子に少年も気付いたようで、困惑した表情をした。


「神崎さん!夜桜さんこんにちは!!」


元気な挨拶をして店に入ってきたのは、少年探偵団の子ども達だった。荷物を持ったまま来ている様子から、学校終わりに直接お店に来たという事が分かる。


「みんなこんにちは、今日は学校は早く終わったのかい?外は暑かっただろう、今ジュースを持ってくるよ」


神崎は子ども達のためにジュースを持ってくると言い、台所の方へと戻っていった。子ども達はお礼を言うと、先程から夜桜の隣でこちらをじっと見つめている男性が気になったようで同じように見つめ返していた。


その様子に気付いた夜桜は、「みんな、この人は私の知り合いの七海くんだよ」と優しく教える。


「夜桜さんの知り合いの方なんですね!はじめまして、ぼくは光彦って言います」


光彦が初めに自己紹介をするとそれに続いて歩美や元太も自己紹介をした。


「おれは元太っていうんだ!」


「わたしは歩美!よろしくお願いします!ほら、哀ちゃんとコナンくんも!」


歩美に手を引かれ後ろの方にいたコナンと灰原も自然と挨拶をする流れになった。


「灰原哀です。はじめまして」


「江戸川コナンです!ねえねえ、七海さんは何のお仕事してる人なのー?」


コナンは笑顔で七海にそう聞いた。


「初めましてみなさん、七海建人です。普通のサラリーマンですよ」


呪術師だという事を世間に明かす事はできない為、以前の自分の職業だったサラリーマンと答えた七海。特に動揺する事もなく普通に答えた七海に夜桜は内心、「(さすがね〜)」と思っていた。


彼らが自己紹介をしている間に戻ってきた神崎は机の上に5人分のコップとお菓子を置いた。


「ジュースを持ってきたよ、お菓子もあるからよかったら食べておくれ。それと、Aくん。少し頼みたいことがあるんだが……」

EP1.人気の花屋〈7〉→←EP1.人気の花屋〈5〉



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (43 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
136人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

唄海(プロフ) - プスメラウィッチさん» プスメラさん初めまして、コメントありがとうございます!オチは今のところまだ未定です。五条オチもいいですね!考えさせていただきますね。応援よろしくお願いいたします! (2022年7月31日 12時) (レス) id: 7262bd6081 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2022年7月24日 20時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:唄海 | 作成日時:2022年6月5日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。