【名探偵コナン】花屋で働く彼女は愛されているそうです【呪術廻戦】

EP1.人気の花屋〈1〉 ページ5

「それじゃあ、みんな気をつけて帰ってね」


小林先生の挨拶にクラスメイトは「はーい！」と元気よく返事をする。江戸川コナンはそれを横目にあくびをしながらこの後何をするか考えていた。そこに3人のクラスメイトがやってくる。


「コナンくーん！今からみんなでbloomに行くんだけど、一緒に行こうよー！」


「コナンー！はやく行こうぜー！せっかく学校早く終わったんだからよー！」


「元太くんー、コナンくんはまだ行くと決まったわけではありませんよー？」


コナンの座ってる場所に来て元気に声をかけてきたのは、歩美と元太と光彦だ。先程まで授業でクタクタになっていたとは思えない程の元気な様子に、コナンは苦笑いを浮かべた。


「哀ちゃんも一緒に行こー！」


「ええ、いいわよ〜。今日は特に予定もないしね、あなたはどうするの？江戸川くん」


歩美に声をかけられ、答えているのは灰原哀。彼女は笑顔で了承した後、「もちろんあなたも行くでしょう？」というような表情をしながらコナンの方を向いた。


コナンはbloomに行く気満々の4人を見てため息をついた。けれど、彼もどこか嬉しそうな表情を浮かべている。


「わかったわかった。お前らほんと元気だな〜」


そう答えながら荷物を手に持ち席を立ち上がる。


「あら、あなたもはやく行きたいんじゃないの？顔に出ているわよ」


灰原にそう言われ、コナンは顔を少し赤く染めて「う、うるせー！はやく行くぞ！！」と言い早歩きで教室の外へと向かった。


「あ！コナンくん待ってよー！」


他の4人も小林先生にもう一度挨拶をしてコナンの後を追う。そんな彼らを微笑ましそうに小林先生は見送っていた。

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