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ハーマイオニーが3人を庇ったおかげで、4人は退学を免れた。
しかも、マクゴナガルは、生き残った幸運として、グリフィンドールに加点までしたのだ。
勿論、減点もされたけれど。
どうして助けに来てくれたの？とハーマイオニーが尋ねれば、ロンは照れくさそうに答えた。
「友達だから」
翌朝。
「ハリー、ちゃんと食べなきゃ駄目よ」
「今日は初のクディッチだろ？」
「だから入らないんだよ」
ハーマイオニーとロンは、朝食になかなか手を付けないハリーを心配し、食べるように促す。
どうやら、ハリーは緊張で食欲がないらしい。
「食欲がなくても、ゼリーぐらいは食べれるでしょう？固形物を食べて吐かれるのも嫌だし、体調不良で倒れられるのも嫌よ。ちゃんと食べて」
Aがハリーの前にゼリーを置けば、彼は「うん…」と重い手を動かしてスプーンを手に取る。
すると、スネイプが現れ、ハリーに声を掛けた。
「健闘を祈る、ポッター。トロールと戦って勝った君だからクィディッチの試合くらい軽いものだろう。…たとえ相手がスリザリンでも」
…これは応援か、もしくは挑発か。
にやりと笑い、ローブを翻して去っていった辺り、後者が正しいだろう。
「…あ、私、先生に用があるの。2人は先に行っててちょうだい。
それと…ハリー、この前出来たんだもの、今日も出来るに決まってる。応援してるわ。…じゃあ、後で」
早口でそう伝えると、Aはスネイプの後を追った。ハーマイオニーは不思議そうにAの後ろ姿を眺め、ロンは「スネイプに質問だなんて、死んでもしたくないな」と嫌そうな顔をした。
「スネイプ先生」
脚を少し庇うようにして歩くスネイプにAが追い付くのは簡単なことだった。
Aがスネイプを呼び止めると、彼はぴたりた歩みを止めた。しかし、彼が振り向くことはない。
「…脚、きちんと手当てしていないのではありませんか？昨日怪我なさっていましたよね」
Aの言葉に振り向いたスネイプは、眉をピクリと動かした。
「…何が言いたい、Ms.オルティス」
「別に、その傷について何か探りを入れたい訳ではありません。面倒事に足を突っ込むのは御免ですから」
Aがにっこりと笑えば、対称的にスネイプは眉間にしわを寄せた。
「スリザリン生だったスネイプ先生に、お伺いしたいことがあります」
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エマ - ただただ大好きです！ドラコ推しだからほんとに好きなんですけど、変にくっつけようとせずにいい距離感からじわじわ来る感じが大好きです。 (2022年3月22日 17時) (
レス) @page46 id: 6cc22acf6a (このIDを非表示/違反報告)
深海(プロフ) - フルカワさん» こんにちは、コメントありがとうございます。夢主の目は黒になります。緑は変更し忘れです、申し訳ございません。これからも本作をお楽しみいただけますと幸いです。 (2021年6月12日 16時) (レス) id: 0f597031c7 (このIDを非表示/違反報告)
フルカワ - めちゃくちゃ好きです！！！質問なんですけど、夢主ちゃんの瞳の色って黒なんですか？緑なんですか？緑とも書いてある場面があったので！！！！ (2021年6月12日 14時) (レス) id: 08ebd560d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：深海
| 作成日時：2020年5月22日 20時
