１−１１ ページ12
伝導side
次の瞬間目を開けると柊の顔が目の前にあった
ああ、夢だったのか
随分うなされていたらしい
額には大量の汗が浮かんでいる
柊｢寝言、言ってましたよ。『柊！』って。俺の夢を見ていたんですか？｣
嬉しいですと柊は微笑んだ
何が嬉しいんだ？
起き上がろうと手を動かそうとする
が、
ガシャンッ
は・・・？
両手を上で拘束されており動かせなかった
というか、何故私は寝ていたんだ？
柊｢気に入りました？ソレ。眠っていたのは睡眠薬を嗅がせたからですよ｣
私の心の中が見えるかのように答える柊
『気に入る訳ないだろう？
お前、私に何をした？
私の個性は意識があるうちは言葉を発しなくても使える。
だが、お前が後ろから抱きついた途端個性が使えなくなった』
どういうことだ、と尋ねると
柊｢“個性”ですよ。俺の個性は“無効化”。
触れた人の個性を半永久的に使えなくする個性です｣
発動条件が触れることならわざわざバックハグしなくてもいいだろうに
『なるほど、厄介な個性だな。
で、いつまで拘束しておくつもりだ？
早く解放しろ』
柊｢拘束プレイみたいでえろいじゃないですか。
このまま放置しておいてもいいんですよ？
すっごく魅力的ですし。
まだ8時まで時間ありますよ。
イイことします？男女の営みとか？｣
そう言って私の太もも指でなぞる柊
『ひゃっ』
なぞられた瞬間背筋がゾクゾクし、悪寒が走る
柊｢結構可愛い声出すんですね。
顔真っ赤にさせちゃって、林檎みたいですよ｣
ニヤニヤと笑う柊を睨む
『っ！黙れ！嘘がバレバレだ。
男女の営み？破廉恥な。
そんなことをしてもお前になんのメリットもないだろう。
あと数日で30になるおばさんにこんなことをしてもなんの得にもならないからな。
一体お前の目的はなんだ？』
鼻で笑いながら柊に問いかける
すると柊はクスクスと意味深に笑いながら
柊｢透香さんは何も分かってないですね。
まあ、俺の目的はそのうち分かりますよ。
勘が鋭い透香さんなら｣
そう言った
その後柊は解放する代わりに三つの条件を出した
一つ目、柊に攻撃しない事
二つ目、生徒への過度な干渉はしない事
三つ目、常に手錠をつけておく事
柊｢三つの条件、ちゃんと守ってくださいね。
守らなかったら・・・
どうなっても知りませんよ？｣
ーーーーーーーーーーーーーー
柊先生なんか変ですね
ファンの皆さん、ごめんなさい！！
続く
お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←１−１０
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 120人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜 - めっちゃ面白いです！！更新頑張ってください！！ (2020年9月12日 8時) (
レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
ひろおに(プロフ) - 俺得作品を見つけてしまった！！！更新待ってます！！！ (2019年10月21日 11時) (レス) id: 5598ff3e7d (このIDを非表示/違反報告)
すり下ろし大根クン。 - なんだ、、この小説は！？俺得過ぎるぜ、。更新待ってますねー！ (2019年4月15日 23時) (レス) id: 85930732e3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あずきぱん | 作成日時：2019年3月3日 23時
