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相澤side
実は・・・
その言葉の先は聞こえなかった
代わりに驚いたような声が聞こえて
柊というヤツに何かをされたのが分かった
でもクレアの個性なら声に出さなくても伝えられるはずだ
柊・・・
クレアの机の上に置いてあった資料に書いてあったな
柊一颯
3年A組の担任と美術を受け持つ男教師
やっぱりあいつの身に何かあったんだ
襲われたとかだったらどうすれば・・・
心配で堪らない
クレアの事を考えすぎてその1時間はずっと上の空だった
伝導side
《実は・・・》
人質になっているんだ
その言葉は伝えられなかった
いきなり後ろから柊が抱きついてきたからだ
いわゆるバックハグ？
その瞬間イレイザーとのテレパスが遮断されてしまった
『っ！柊！？何して・・・』
フワッ
特徴的な匂いがした
その匂いを嗅いだ途端全身の力が抜けてその場に立てなくなった
視界が霞んで足がふらつき柊に抱きつくようにして倒れてしまった
柊の妖艶な笑みを見たのを最後に私の意識は途切れた
柊｢はぁ・・・。
手荒な真似はしたくなかったんだが。
でも、いつになっても綺麗ですね。クレアシス｣
Noside
『柊先生今どこですか？生徒は無事なんですか？』
柊『無事ですよ。全員教室にいます』
『避難できなかったんですか？瓦礫に行く手を遮られたか』
柊『ご心配には及びません。全て計画通りですから』
『伝導先生は無事ですか？』
柊『透香さんですか？大丈夫ですよ。彼らと一緒に人質になってもらっています』
柊「警察の皆さん、お勤めご苦労様です。
お呼びだてして申し訳ありませんが、只今生徒にある課題をやらせています。
次の指示があるまで、しばらくお待ちください
もしその間大人しくしていなければ・・・」
ピッ
倉庫がオレンジ色に光り爆発した
柊「生徒たちの命は保証しません。
透香さんの身の安全も保証しませんよ。
では後ほど」
伝導side
柊｢この瞬間をもって、俺の授業は完結する｣
そう言って屋上から飛び降りる柊
この高さから飛び降りたら怪我じゃ済まない
『待て！柊！』
走って柊の元まで行き手を掴む
しかしヒーローといえど女一人で柊を支えられるはずもなく
引きずられ一緒に落ちてしまった
死ぬ、そう思い
目をぎゅっとつむった
『柊！死ぬなよ！』
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桜 - めっちゃ面白いです！！更新頑張ってください！！ (2020年9月12日 8時) (
レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
ひろおに(プロフ) - 俺得作品を見つけてしまった！！！更新待ってます！！！ (2019年10月21日 11時) (レス) id: 5598ff3e7d (このIDを非表示/違反報告)
すり下ろし大根クン。 - なんだ、、この小説は！？俺得過ぎるぜ、。更新待ってますねー！ (2019年4月15日 23時) (レス) id: 85930732e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずきぱん | 作成日時：2019年3月3日 23時
