女武将とクラスメイトの休み時間【新・信長公記】【短編集】

失恋と旗印は紙一重？ ページ3

吉岡視点

ーホールにてー

いる。

どうしよう、張り切って出てきたはいいものの…足が竦む…。

○○「は、直々にやられにきたか」

『うるせぇ』

○○「あ？髪…嗚呼、俺に断られて切ったのか。ははは！どの時代だよ！告白断られて髪切るなんて！！」

バカにしたように笑うそいつ。

うちが、本気で好きになれたのに…。

『お前なんかに泣かされん。ここじボコボコにしちゃん』

○○「はん、やれるもんならやってみろよ！！」

ー教室にてー

みやび視点

現在進行形で旗印戦が行われています。

豊臣「ほんまに大丈夫なんかな…Aちゃん…」

黒田「本人が行くって言ったんだろ。平気に決まってる」

流石1度はAちゃんを泣かしただけあってとんだクズっぷりをみせる○○さん…。

結局泣かす方法は喧嘩になったんですけど…。

『圧勝』

○○「ぐっ…」

「「「「知ってた」」」」

勿論喧嘩の強いAちゃんの圧勝でした。

しかも。

『本気になれたっちゅうにぃ、お前はそげえしち人ん心ぅ弄びやがっち…！！一生許さんけんな！！』

と言いながら○○さんの頭を何度も踏み潰しています。

明智「痛そう…」

上杉「あれは自業自得だろうね」

『あ、男はここ狙わるると嫌なんやってな？』

ニヤって笑って男性の、その、急所を次に踏み潰しているAさん。

完全に楽しんでいます…。

クラスの皆様の所々でうわぁ…やひぃ…などの声が聞こえました。

頭と急所を踏み潰され、あっという間に○○さんは戦闘不能に…。

魔村「○○くんが再起不能の為、吉岡さんの勝利」

魔村さんはそう言って法螺貝を鳴らしました。

『ただま』

憑き物が落ちた様に清々しい笑顔を浮かべ帰ってきたAちゃん。

豊臣「これで分かったわ…怒らせんようにしとこ…」

前田「そうだな…じゃねぇと死ぬ…」

明智「女の人って怒るとあんなに怖いんですか…」

上杉「嫉妬の鬼って言うしね…」

黒田「そもそもはあの男が悪いだろうに」

みやび「そうですね…」

『？？？』

クラス全員の共通認識に、「Aちゃんを怒らせるべからず」というものが増えました。

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シリアスにしようとしたけど結局ネタに走りました()

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