【鬼滅の刃】炎柱の恋愛事情

8日目 ページ11

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煉獄 side





『ぁの………煉獄さん………、？』




煉獄「………」




『っ………(汗)』







今回ばかりは、宇髄でも許せん。
彼女は俺が好いていると伝えていたというのに






_







宇髄「何だよ煉獄ぅ。こえーぞー？」




『何でそんなに楽しそうなんですか…』




宇髄「人の色恋に踏み込むのは楽しいぜ！」




『うーわ、サイテー』




煉獄「っ………！！！」







ぎゅっ、とAを抱きしめる宇髄。
俺とて冷静でいられるほど大人ではないぞ。







宇髄「(おーぉー。
こりゃあ派手にわかりやすい殺気だなぁ)」






後ろの抱擁。
あまつさえ自分の膝に収めているとは…。






煉獄「(俺も……)」







俺もまだした事がないと言うのに！！←え







宇髄「A。派手に俺の嫁になんねぇ？」



『！』




煉獄「なっ………！」




『嫌です。』(ｽﾞﾊｻｧｯ




宇髄「即答かよ。悩めよ、ちょっとは」




『宇髄さん、お嫁さん居るじゃないですか』




宇髄「そりゃあ、俺様だからな」




『そういう所ですよ、断る理由は』






そう言うと、Aは俺の方を向いた。







『それに私は断然煉獄さんの方がタイプです』




「「！」」




『だから宇髄さん、ごめんっ(めちゃ笑顔』




宇髄「は……はぁーーー！？
なんっだその顔！ムカつくわぁ！！！」




『あれー？拗ねてますぅ？w』




宇髄「拗ねてるわけねぇだろ！
誰がお前と好き好んで結婚するか！！」




『なっ…！酷！？！？
こっちだって宇髄さんはお断りです！！』




宇髄「あァ…？何だって？(黒笑)」




『派手派手…五月蝿い人は嫌われますよ！』




宇髄「嫌われてんのは冨岡だけだろーが！」




『義勇さんは嫌われてませんーだ！
私は義勇さんめちゃくちゃ大好きです！！』




宇髄「はっ、物好き」




『ジャラジャラ野郎に言われたくないっ』




宇髄「はぁ！？！？つかタメ口やめろ！！」




『今更か！！』




煉獄「(ﾎﾟｶｰﾝ……)」






目の前で大真面目な喧嘩を始める2人。
けれどどの言葉も俺の耳には入らなかった。








”断然煉獄さんの方がタイプです”









煉獄「………ふ、はっ」









彼女の何気ない言葉1つに動かされている。
そんな自分も悪くないと思えるようになった。








煉獄「(まだ惚れさせてどうするんだ…？)」









度々気持ちが募っていく。
君が好きだと、肌で感じてしまうほどに＿＿

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