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岩本side
全てを吐き出したのか、ふっと自嘲気味に笑みをこぼしたあと、阿部は見たことないくらいにしゃくりあげて泣き出した。
そんな同い年の姿を見ていて、俺だって我慢できるはずもなく、まだ少し怠そうにしている阿部の上半身を起こして抱き寄せた。
自分ばっか好き勝手言いやがって、それなら俺だって言ってやるよ。
「、、なら、、全部俺らのせいにしよろ…。俺ら、対価とか求めてんじゃねんだよ。」
「お前のこと思ってとる行動は、負担でもねえし苦労でもなんでもない。」
「ほっとけって言われるほうが無理、ストレス。」
「自分のために生きれないならそれでいい、良いけど、それでもある命なら、俺らのために生きてくれ。恨まれたって呪われたってなんだって良いよ、必要なら金だっていくらでも出してやる、悪者にだってなってやる。」
「なんだって受け止めるしなんだってする。ただ、死んでも良いなんて言わないで。お願いだから、それだけは勘弁して。」
「無理なんだよ、阿部がいないとか、考えらんないから。」
「お前がいつもみんなに優しくしてくれてるのと同じなんだよ。きっと無意識とか当たり前とかいうんだろうけど、そんなの俺らだっておんなじ。特別なことじゃない。」
阿「っ、、でもっ、、もし、面倒くさいって、思ったら、？」
「思わない、絶対、、でも、、もし、万が一、、、もし、そんなこと俺が思うことがあったら、、代わりに俺が死んでやる…」
阿「、っ、！！、なに言ってんの、ばか、っ、！」
岩「ほら、言っただろ、同じじゃん、同じだよ。なに言ってんのばか、って、俺も同じ気持ちなの。」
“SnowManに戻りたい”弱気で遠慮がちにそう言った高校生のあの時より、今の彼はもっとずっと脆く儚く見えた。
大切だとか守りたいだとか、無責任には口にできないようなことを、嘘くさいくらいに並べ連ねた。
そこまでしないと伝わらないと思ったし、なにより、どんなに嘘くさくても、絶対に嘘じゃないと言い切れる自信があったから。
子供をあやすように暫く阿部の背中をささっていると、だんだんと力が抜けてきて肩に顔を埋めるような形で寝落ちてしまった。
安心した俺の目からも涙がすーっと流れてきて、もう一度阿部のことをぎゅっと抱き寄せた。
目黒あたりに怒られるかな。
でも許してよ、大事な同い年なんだ。
改めて、何があっても守り抜くんだと、心に誓った。
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ストロベリー - 3早く読みたいです 頑張れ〜 (2023年4月2日 21時) (
レス) id: 78d64c6e31 (このIDを非表示/違反報告)
円周率 - いつも楽しく読まさせていただいています。3のほうも読みたいと思っているのですがパスワードを教えてもらうことは可能でしょうか？ (2023年3月8日 6時) (レス) id: 6ee190949a (このIDを非表示/違反報告)
みどり - 続き気になるので、楽しみに待ってます (2022年11月26日 1時) (レス) @page45 id: 1e919caffa (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます。ちゃんと他のメンバーに支えられながらライブできるといいですね、、、 (2022年7月25日 1時) (レス) @page38 id: 436e54c814 (このIDを非表示/違反報告)
あお - このお話大好きです！更新待ってます、頑張ってください！ (2021年10月13日 15時) (レス) id: b9c7362213 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぃ | 作成日時：2021年5月23日 22時
