不良少女は保護対象 【名探偵コナン】【降谷零】

五日目 ページ5

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友達と一緒では声をかけることは出来ない。仕方がないから帰り際に、連絡先を書いたメモをレシートと共に渡しておいた。



「また来るねあむぴ!!」

「近くにこんなイケメンがいたとはね〜
またひとつ楽しみが増えた!!」



とは言っていたが結局、三日待っても彼女からの連絡は来なかった。……っくそ、惜しいことをした、初めて会ったあの日に交換しておくべきだった。俺としたことが大失態だ。









「……また君か。
もう深夜徘徊は辞めたんじゃなかったのか？」

「えっ？？辞めるわけないじゃん。
夜中って結構稼げるんだよね〜」

「お金には困ってないはずだろ？
……今日こそは補導させてもらおうか」

「お断りします!!」


ポアロの一件からさらに何日かたった頃。いつもと同じように真夜中に帰宅すれば見覚えのある女子高生。間違いなく彼女だった。ほぉ、自ら姿を現すとは思わなかったな。




「話なら聞いてあげるからとりあえず着いてきて」

「……嫌なんだけど」

「君が約束を守らないからさ。
さすがに二度も見逃すことはできないんだ」




ラッキーだったな。"懲りないなぁ"とは思ったが中高生の深夜徘徊は常習犯が多い。一回注意しただけでどうにかなるとは元から思っていなかった。





「公務員とバイト兼任してるくせに。
自分のことは棚に上げるんだ？」

「正当な理由があるからね」

「……へぇ」

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