不良少女は保護対象 【名探偵コナン】【降谷零】

二日目 ページ2

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正直に言うと少し面倒だと思っていた。青少年保護法により18歳以下の深夜の外出は禁止。もちろん知ってはいたものの、署に連れて帰るとかなり手続きが面倒だな。俺の場合は公安という立場上、他課に回すのにも色々と大変なことが起きてくる。



「……この家かな？」

「そうだよ。お兄さんありがとうございました」

「もう深夜外出は控えるんだよ」

「は〜い」


気の抜けた返事をして家の中へと姿を消した彼女。名前はAだ、と帰り道でそれとなく聞き出した……へぇ、それにしても大きな家だな。
立派な三階建ての一軒家に広いプール付きの庭。一体どこのお嬢様かと気になって表札を見れば、"桜庭"とだけ記されていた。








……なにか引っかかるな。桜庭という苗字にはやけに聞き覚えがあったし、何よりこの豪邸。両親はどこかのお偉いさんとみて間違いないな


「……あぁ風見か、今からそっちに戻る。確認が必要な資料は机の上に置いておけ」

「降谷さん!?今日は休みの予定では……」

「急遽調べたいことが出来た」

「り、了解です」



なぜだかは分からない。ただ単純に"この機会を逃すな"と公安の感が告げている

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