赤と白 2 【ヒロアカ】 (ページ27)

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今のところ全く作戦通りに行っていない

障子「どうする」

『…』

柱はボロボロで

私たちを隠す役割など果たしていない

そして

先生の向こう側にゲートがある

『……カフスはかけれると思う？』

障子「無理、とまでは言えん」

『向こうの個性上近距離…より中距離から遠距離が得意だよね。特に遠距離』

障子「あぁ」

《轟兄･八百万チーム条件達成！》

『……』

そんな放送いらないのに。

障子「なら、ゲートではなく、カフスにするか？」

『……私の個性の方がカフスはつけやすい。私は捕まえるから障子は先生と私の位置を確認しつつ隙を見てゲートに』

障子「了解」

スナイプ「どうするんだ。このままだと負けるぞ」

その声が聞こえた瞬間

私は先生の正面に

大きくて分厚い氷の壁を出した

『この間に先生の死角に！』

障子「わかった！」

私はスナイプ先生に正面から向かっていく

氷の壁は穴がバカスカ開けられている

私は拳を握って

氷の壁目掛けて振りかざす

壁に拳が当たる寸前に

氷を消して

そのまま先生の顔に私の拳が入る

そして

流れに乗って

先生の銃を蹴りあげて

手と顔以外を一瞬にして氷で覆った

《障子･轟妹チーム条件達成！》

『！』

私はまだカフスをかけていない

ということは

障子がゲートを通過したようだ

『先生、氷消します』

念の為カフスをつけて氷を消した

スナイプ「……まるで隙がないな。全てが流れるようで為す術がなかった」

『…隙を与えたら、勝てませんでしたので』