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Scene17 許してね ページ17

「僕、大きな大会に出られることになったんです」
翌週、フブキはAに報告した。
フブキは、あれからもそれまでと同じように接してくれたので、Aもいつも通り笑えた。
「よかったね。その大会、シュウ君も出るんでしょ?聞いたわ、シュウ君に」
それを聞いてフブキは内心ふてくされながらも、それを外面に出さないようにして、
「なんだ、また先を越されましたね。でもやっぱり、あの人は強いから、優勝候補筆頭ですよ」
と言った。
Aはそれを聞いて、目を丸くした。
「へぇ、やっぱりシュウ君は強いのね!」
フブキもそれに同調して、
「そうなんですよね、シュウさん、強くてカッコいいから。僕もあんな風になりたいです」
と言いながらも、その次にはAに向き直った。
「でも僕も、頑張りますから、見ていてくださいね。きっと勝ってみせます。ゆくゆくは_____シュウさんにもね」
そう宣言したフブキの勝ち気な表情に、Aは一瞬たじろぐ。
どうしてフブキ君はときどきこんな表情をするんだろう_____
そんな目で見られたら______
フブキは大会の日程を説明した。
大会、King of America's Blader Cup(キング オブ アメリカズ ブレーダー カップ)はトーナメント形式で、組み合わせはまだ決まっていない。試合は4日に渡って行われ、はじめの3日で準決勝まで、最終日に決勝戦が行われる。
大会の開催日を聞いた瞬間、Aは目の前が暗くなったかと思った。
________許してね、フブキ君。ごめんね、シュウ君。

その晩、Aはいつも通り清潔で綺麗な部屋の中、自分の命運を呪った。

Scene18 スタート→←Scene16 大会


ほらほら、あの人から言いたいことがあるみたいですよ☆

シスコ「お前はオレだけ見とけばいいんだよ」


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通行人 - ふと思い出して、久しぶりに来てみました。やはり引き込まれる。 (2019年9月5日 19時) (レス) id: 7f966a9c98 (このIDを非表示/違反報告)
瀬央(プロフ) - 美桜さん» ありがとうございます!少ない脳を振り絞って書いただけありました(笑) トプ画のことまでお気づきとは…さすがです! (2019年2月15日 23時) (レス) id: a6baa0d096 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - あと、トプ画ですが、人物を抜いてオーダーされていましたね!そこがとても内容と合っていてさすがだな〜とセンスに感動しています 次作品も楽しみに待っていますね〜^^ (2019年2月15日 22時) (レス) id: 02de3cf915 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございました!!!フブキもシュウも彼等らしい爽やかな感じで、読んでいて温かくなりました^^とても読みやすい文章に文間、ストーリー構成、とても勉強になります!私も瀬央さんを見習って、風景と心理描写をシンクロさせたラストへ進みたいです (2019年2月15日 22時) (レス) id: 02de3cf915 (このIDを非表示/違反報告)
瀬央(プロフ) - みずきさん» そう言ってもらえるととても嬉しいです。ベイバをこよなく愛してるから、学校の作文より本気になって書いてるかもしれません(笑) (2019年2月12日 23時) (レス) id: d89c1d2e97 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瀬央 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2018年11月7日 23時

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