sixty eight story ページ23
.
「くまくん...!?」
「セッちゃん久しぶり〜」
凛月さんはゆっくりと地面まで降りると、ひとつため息を吐いた。
「...はぁ」
するとゆったりと泉さんまで歩み寄り、
勢いよく泉さんの頰を掴みかかった。
『でぇぇ?!』
「いひゃいんだけど...!?」
「うるさいっ、セッちゃん目覚めんの遅すぎ!!
こっちがどれだけ心配してたと思ってんの?!
どの薬草も効かないしさぁ!!」
ぐにぐにと頰を引っ張って伸ばしながら
今まで溜まっていたことを嵐のように話し始めた凛月さん。
「馬鹿。二度と倒れないでよね」
その目には涙が滲んでいて。
凛月さん、相当心配していたんだろうな。
泉さんの頰から手を離して、くるりとこちらを向いた。
落ち着いたのか、少し沈黙が続いた。
sixty nine story→←sixty seven story
128人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
瀬永ゆう(プロフ) - みゅみゅさん» みゅみゅさんお久しぶりです!!語彙力はない方だと思ってはいたのですが、そう言ってもらえて嬉しい限りです!みゅみゅさんのコメント、いつも励みとなっていて本当にありがとうございます! (2022年8月14日 10時) (レス) @page27 id: 4117ae44bf (このIDを非表示/違反報告)
みゅみゅ - お久しぶりです!相変わらず作者さんの語彙力の高さに恐れ慄いておりますw なんですぐに風景が脳内で描けるような文章が書けるんですか!?才能ですよ!天才です!!これからも応援し続けます!! (2022年8月13日 23時) (レス) @page27 id: 02674e076a (このIDを非表示/違反報告)
瀬永ゆう(プロフ) - みゅみゅさん» 良い物語だなんて...!嬉しいです(*^^*)これからの体調に気をつけて頑張っていこうと思います! (2022年5月17日 0時) (レス) id: 4117ae44bf (このIDを非表示/違反報告)
みゅみゅ - 良い物語すぎて情緒がどっかいきましたw なんでこんなに綺麗な物語が書けるんですか…!羨ましいっ!! 投稿ありがとうございます!これからも無理せず頑張ってください!応援してます! (2022年5月10日 23時) (レス) @page22 id: 3ab9a2dc6c (このIDを非表示/違反報告)
瀬永ゆう(プロフ) - みゅみゅさん» いつもありがとうございます(*^^*)久しぶりの投稿になってしまったので変になっていないか心配だったのですが、良かったです! (2022年4月21日 22時) (レス) id: 4117ae44bf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ