バロメーター95 ページ46
「……そんなに警戒されるとなぁ」
彼の足が私の足に当たる。
「逆に手ぇ出したくなるもんだな」
――ムラムラッ
焦る脳内でなんとかこの状況から抜け出す方法を考えるが、鼓動が早くなるばかりで体も口も動かない。
「この前みたいな事されるんじゃないかって期待してたんだろ？」
『……してないです』
「バロメーターがなくてもやらしー事考えてんの丸分かりだぞ」
彼が椅子から立ち上がって私の後ろに回った。
「あのまま逃げられて終わりなのも癪だからな、この前の続きするか」
私の首をなぞって髪の毛をすくう彼の手を振り払い、席を立つ。
『なんでこういう事するんですか』
帰ろうとしてもどうせ捕縛布で阻止されるだろうから、とりあえず彼の方を向いて睨んだ。
「お前がかわいいからだよ、
俺の視線に気づいてるくせに頑張って平静を保とうとしてるの見るとなぁ、いじめたくなる」
――ムラムラッ
彼の言葉に色々言い返したくなるが、反抗しても煽るだけだ、と言葉を飲み込む。
どうしよう、逃げようにも捕縛布があるし、これ以上迫られたら絶対抵抗できなくなる。
助けを呼ぼうか、……いや、わざわざ大事にするほど嫌ってわけじゃ……ない、しなぁ。
だってさぁ、先生イケメンだし。小汚いけど。
私のせいでクビとか嫌だし。
……どうせ私が誰にも言わないの分かっててやってるんだろうな。
彼が私を軽々と持ち上げ、机に座らせて逃げられない様にした。
わあ、ドラマとかで見るやつだ。
「どうせエ ロい事されんの分かってて来たんだろ？なあ？期待して来たんだよな？」
『違います……っ！』
私の髪を耳にかけ、耳元で話す彼に体が反応してしまう。
彼が私の足を開かせて太ももを指でなぞった。
『やっ、ほんとにやめて――』
「こんなんで感じてたら体持たねぇぞ」
唇で耳を塞がれ、彼の舌がゆっくりと入ってくる。
その瞬間、今まで感じた事のない刺激が全身へと伝わり、思わず彼の肩をギュッと掴んだ。
舌で耳の一番奥を擦られて腰が動いてしまう。
『あっ、ん、やだぁ……っ』
「もう逃げようなんて考えられないくらい頭ん中支配してやるよ
他の男のバロメーターなんて気にならなくなるくらい俺で満たしてやるから」
――ピーッ、ピーッ
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Selena(プロフ) - おいやみーさん» ご指摘ありがとうございます🙇♀️ 確かに言われてみればそうだ笑 原作を全て忠実に再現しきれているわけではないので、他にも矛盾点があるかもしれないですが、そこはご愛嬌という事でお願いします🥲 (1月6日 16時) (
レス) id: b337fdb84f (このIDを非表示/違反報告)
おいやみー - 志村転弧だと死柄木が思い出すのは髪が白くなった泥花事件以降では？ (1月1日 10時) (レス) @page34 id: df2aa3c6fc (このIDを非表示/違反報告)
う - 宇宙の塵ルートだけはwwwwwwおもしろすんぎぃっ (9月30日 18時) (レス) @page38 id: 7215328c99 (このIDを非表示/違反報告)
Selena(プロフ) - 秋田の肋骨さん» ご指摘ありがとうございます🙇♀️🙇♀️ (8月12日 23時) (レス) id: 17f1437868 (このIDを非表示/違反報告)
秋田の肋骨 - すき。めっちゃ好みです！ 修学旅行ではなく，林間合宿では、、、？ (8月12日 1時) (レス) @page50 id: 93fef38cdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Selena | 作成日時：2023年3月24日 10時
