異世界に来て9日目 ページ11
ラクラ視点
『何言ってるのぴくと。私達は紛れもなく異世界の人間だよ？ここの世界の人間なんてあり得ない。』
pk「嫌でも、そうなれば全部辻褄が合うんだよ。」
そんな訳…………
「………あり得るかも………」
『ちょ！A！』
「いや、むしろそう言われた方が納得がいく！」
『だからどういう事!?』
「いいか？俺らがこの世界の人間なら俺らの魔法も説明が可能だ!!
それに加え、禁書が使われたのは十一年前、俺らの記憶も十一年前から始まっている！」
『魔法はともかく記憶は偶然じゃないの？』
記憶は単に忘れている可能性があるのになんで…………
「俺らは時空を移動したんだぞ？多少の後遺症が残っても不思議じゃない！」
確かに…………じゃぁ、
『ねぇ、』
「どうした？ラクラ」
Aの見たいに根拠が有る訳じゃないけど、
『単なる予想に過ぎないけどさ………夢に出て来る人…………幻の家族ってさ、
本当の家族て可能性ないかな?』
「は？あの人達が存在する？んな事あり得るのか？」
pk「……………あり得るかもよ。その幻の家族」
「ぴくとさん？」
pk「人の記憶は忘れてしまっても、それがとても大切な事だったら無意識に思い出そうとするんだよ。もしかしたら、それが二人の夢の夢として出て来たかも知れない。」
『はは………あーはっは』
「ラクラ？」
居たんだ…………やっぱり
『居たんだね。兄が…………夢に出てきたの…………決して幻想なんかじゃ無かったんだよね。』
「あぁ、そう見たいだな。」
pk「けど、少し問題があるよ。」
ん？
pk「二人が記憶を失った所見るに恐らく………この世界では存在ごと消えている可能性………………つまり二人の家族も二人の事を忘れている可能性が出て来る。」
そんなの、
『「承知の上だよ/ての」』
「忘れてたとしても、」
『私達はもう家族がいるし！』
pk「そうだよね。
所で、その家族に僕も入れてくれないかな？」
なんじゃそりゃ。
「『もちろん！』」
pk「わーい！これで二人の兄だー！」
『いやいや兄はもう居るからダメ！』
「どちらかと言うと父親じゃない？」
pk「え〜そんなぁ〜」
絶対に見つける…………だから待ってて、私の兄達！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 65人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
秋ロベ - mamaiさん» mamaiさん「夏ナッツ&秋ロベ」の作品を全て見てくれてありがとうございます！ これからも更新していくので是非見てください！ (2021年8月6日 20時) (
レス) id: 6a3c9ab43b (このIDを非表示/違反報告)
mamai - 秋ロベさんも個人作品つくられたんですね！続編待ってますよ！ (2021年8月6日 18時) (レス) id: 849a19a681 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夏ナッツ&秋ロベ | 作成日時：2021年8月6日 17時
