【呪術廻戦】静かに生まれた最強の成長日記

31ページ ページ32

○月#日 雨


硝子ちゃんと一緒に悟くんの顔に悪戯した。

だって、寝てたんだもん。そんな姿を見たら、落書きするしかないでしょう⁉︎

悟くんは寝てる時も、無限を張っていた。

だが私にその無限は、役に立たない!

流石に油性ペンは可哀想なので、水性ペンで描こうかと思ったけど、油性ペンしか無かったので、油性ペンで描いた。

髭と瞼の上に目を書いて、仕上げでほっぺに「最強」という文字を書いた。

硝子ちゃんは、その様子を動画で撮ってた。

ちなみにナナミンはそれを見て、引いてた。




○月■日 晴れ


健気な幼女に仕事させるなよ上層部…。

今年の夏は、特別忙しい。昨年頻発した災害の影響もあるのかな？

とにかく、呪霊が沢山出てくる。呪術師は、まんねん人手不足。

呪術師じゃない私まで、戦場に駆り出されている。

凄いね呪術界、5歳の子供を容赦なくこき使うなんて。

ていうか、上層部って本当にクソだよね。

ここ(高専)にこれたのは嬉しかった。皆と会えて恵まれているって思けど…。

でもさ、16歳になったら呪術師になって呪霊と戦うわけでしょ？

それまでの間、自由にさせてあげようとかないわけ？なんで今から戦わせられてんの。

幼気な幼女の今を奪って楽しいわけ?

普通の5歳児は、遊ぶのが仕事なの!!本当の仕事をさせるんじゃねぇ!!




○月★日 晴れ


傑くんの元気がない。

大丈夫?って聞いても、大丈夫だよ…としか答えない。

あれ、何だっけ？前にテレビでやってた。

どうしたの？って聞けばいいんだっけ？

大丈夫？って聞いても、相手は大丈夫って答えちゃうから。

よし、ＯＫ！

傑くん、どうしたの？私はそう聞いた。そしたら、傑くんは「Aちゃんは、呪術師やってて辛くない？」って聞かれた。

呪術師やってて辛くない？か…そもそも私、呪術師じゃないからな。よく分かんない！

そう言ったら、傑くんは少し笑って、Aちゃんらしいねって、言われた。

でも、その笑顔は少し悲しそうだった。

今度、花壇の花を一緒に見に行こ？って誘おうと思う。

対人関係1→←30ページ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す