【呪術廻戦】静かに生まれた最強の成長日記

25ページ ページ26

・



「傑、硝子に連絡しとけ。コイツの充電がマジで切れる。」

「流石に、この後の事を考えるとね。」


飛行中now(なう)。沖縄で沢山遊び、水族館ではしゃいだ私。

その後ホテルに泊まったが、悟くんも傑くんも寝ないで護衛をすると聞き、私も出来る限り寝ないで頑張った。

理子ちゃんが天元様と同化する直前まで一緒にいようと頑張った。

しかし、5歳の身体はお構いなしに睡魔が襲ってくる。ちくしょう…！


「A、寝てもいいんだぞ？」

「……やだ、最後まで……理子ちゃん守るの、友達だから！」


睡魔のせいで、思考まで子供みたいになっている気がする。


「うーん…なら、コレを一緒食べるか？水族館で買ったものだ」

「食べる(即答)」

「ほれ、美味いか？」

「うまいうまい……」







「じゃあ硝子、コイツよろしく」

「了解ー」


飛行機から降りた瞬間、身体が動かなくなった。もう体が鉛みたいに重くて眠い。

そして現在地は高専。結界も張ってあり、一安心。反転術式も、もう必要ないので使い物にならない荷物(私)は、硝子ちゃんに預けられた。


「Aここでお別れじゃ。ごめんね、急に沖縄連れて行って…」

「ううん……凄く楽しかった、お友達と遊びに行ったの初めてだった……理子ちゃんが私の初めてのお友達なの」

「A……沖縄楽しかったね、Aとの思い出宝物じゃ…大好きだよ!」

「うん、理子ちゃん!バイバイ(・・・・)」


理子ちゃんは笑ってまたぎゅーって抱きしめてくれた。そして、理子ちゃんは悟くん達と一緒に向こうに行った。

私も硝子ちゃんに抱っこされて、理子ちゃんと反対の方に進む。

私……頭いいから分かっちゃった。夜蛾先生から、この任務の話を聞いた時、同化を抹消って言ってた。あれはそれだけ罪の意識を持てということだと思う。

うちの担任は脳筋のくせによく回りくどいことをする。傑くんがずっと前に言ってた。

だから大丈夫。それに、何かあっても最強の悟くんと傑くんがなんとかしてくれるから。


「その、ぬいぐるみ(ジンベイザメ)どうしたの？」

「うふふ、悟くんが買ってくれたの！」

「へぇ〜良かったね」

「うん、一番の宝物。凄っごく大事にするの！」


だから私は、理子ちゃんにバイバイ(・・・・)って言ったの。また会えると思ったから。


＿＿＿＿＿＿＿＿＿

＿＿＿＿＿


次回からまた日記形式

26ページ→←24ページ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す