【呪術廻戦】静かに生まれた最強の成長日記

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「A！他の魚も見に行くぞ！」

「うん！私、クラゲ見たい！」

「よし、クラゲを見に行くぞー‼︎」

「おー‼︎」


ヤバい、水族館楽しい‼︎

理子ちゃんも、うはーって大きな水槽を食い入るように見てる。

それに小さい私が、迷子にならないように、手をぎゅって繋いでくれてる。お姉ちゃんみたい

手を繋ぐなんて、小さい時にお母さんとお父さんと外に遊びに行った時以来だ。

懐かしいなぁ……なんて


「魚の何処が良いんだよ？」

「まぁまあ、二人が楽しんでるんだから」

「ぶっちゃけ、俺の顔を見てる方が良くない？」

「私は時々、君が本気なのかふざけているのか、分からない時があるよ」


「あっ！あそこのお店、行ってみたい」

「ん？おぉ、お土産売り場か！行ってみるか」

「うん！悟くんも傑くんも早く‼︎」


「あぁやって見ると、Aも餓鬼だって分かるな。見ろよ、天内が手ぇ離したら迷子コースだろ。アレ」

「確かに。年の割に少し達観しているが、こういう場所に来れば、年相応の姿を見れるんだね」

「てか、天内はしゃぎすぎじゃね？」

「生まれて直ぐに、天元様の星漿体と言われてきたんだ。こういう所に来たことがないんだよ、きっと。」


随分先に進んでしまった少女2人を見て言う。


「わぁ…いいなぁ」

お土産売り場、さっき見たジンベイザメのぬいぐるみがあった。


「あ？何見てんだ？」

「あっ、悟くん！なんでもないよ？」

「……お前って、大人なの？餓鬼なの？」

「まだ、5歳の子供だけど？」

「そういうことじゃねぇよ。変な所で遠慮すんなって意味、コレか？」

「え？あ、うん。ジンベイザメの……」


私がそう答えると、悟くんのはジンベイザメのぬいぐるみを持って、何処かに行ってしまった。

一人になってしまったので、理子ちゃんを探そうとした時だった…


「ほら、コレやるよ」

「え、いいの⁉︎」


消えた悟くんが戻って来た。さっきのぬいぐるみと一緒に、しかも今気づいた。コレ、一番大きなやつ。


「うふふ、ありがとう悟くん！大事にする！」

「おー、大事しろ。絶対壊すなよ？」

「うん！」

「Aー？あっ、いた！探したぞ…ん？どうしたんだソレ？」

「うふふ、悟くんに買って貰った！ジンベイザメ‼︎」

「良かったな。なぁなぁ、次は──」


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「買ってあげたのかい？」

「まぁな……勝手に連れて来たんだし。まだ餓鬼だしな」

「それもそうか……」

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